魅せる

まだよく知らないんだ
箸を持つ癖とか
いつも違う靴とか
本棚のこだわり
新しい君を知るたびに
僕の世界が塗り替わっていく

眠れないって電話が鳴る
君の声を聞きながら
夜が明けていく

どんどん君を惚れさせて
だんだん僕の虜に
それでも君は勝てないよ
僕もおなじくらい君に魅せられてる

もっとよく知りたいんだ
僕を待つ顔とか
お気に入りの香水
お菓子へのこだわり
いろんな顔を見つけながら
君と世界を塗り替えていく

苦しいよって涙ひとつ
君の手をさするたびに
頬が濡れていく

どんどん君を惚れさせて
だんだん僕の虜に
赤らむ君に勝てないよ
目が眩むくらいに君に魅せられてる

僕がいなくちゃだめと言って
とろけるように甘えて
君の名前を呼ぶたびに
音が消えていく

どんどん君を惚れさせて
だんだん僕の虜に
それでも君は勝てないよ
抑え切れないくらい君に魅せられてる