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昼のお話です。 学校へ行ったり、お散歩をしたり、家でごろごろしてみたり、それぞれの過ごし方をして、それぞれに感じることがあるようです。
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2022年11月の記事一覧

知らない柔軟剤

知らない柔軟剤

 背中にぴったりとくっつく。ごつごつした肩甲骨を撫でる。大きく息を吸うと、知らない柔軟剤の香りが鼻をついた。

 バイブが震えて、背中がもそもそと動いた。それより早く手を伸ばして、傑のポケットからスマホを取り出す。通知に目を通すと、いつもの名前があった。

「また、高野杏里さんから」

「返せよ」

 傑は眉をひそめてこちらに向き直った。傑のこんな顔は滅多に見られない。

「人のスマホ見るなんて最

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