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<🗽NY 地味滋味暮らし>身の上相談をずっと聴き続ける力

土曜日の夕方はネガティブケイパビリティの読書会の日。

精神科の先生の仕事はつまり日々の不安や心配に対して身の上相談だということ。

見つけようにも見つからない、手の付け所ない悩みに対してすぐに解決せずじっと見守る。

ただただ相手の言葉を味わい尽くす。

そして、あなたのこの苦労は私がちゃんと分かっています、あなたがそれに向き合ってよくやってるね、と伝えること。

どうにもならない身の上相談。それを沢山聞いて、そのままの状態で寄り添う。

正解のような方向にもっていき、一件落着とした方がどれだけすっきりするか、そ して達成感も味わえる。

でもそれは治そうそうとする人の自己満足なんだろうな。そこにとことん付き合う、迷ったりウダウダしたりする気持ちにただただ一緒にいる、それだけ。

それをどれぐらい辛抱強く俯瞰して見ていられる、ある意味おおらかさなのか。

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