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随筆|猿は木から落ちまくる

タイトルに意味はない

よく晴れた秋の朝、眠い目を擦ると、いつもの様に猫野郎は、背中側を僕の身体の何処かしらにくっ付けては、スヤスヤと眠っている、餌をよこせと、朝の4:00位に起こされる事も、懐かしい思い出となった、あの原因は、もしかすると、あげた餌の量が単純に少なかったからではないだろうかと、その原因の所在を、自分の行為に結びつけることを、度々、行っているが、もしそうだとしたならば、成長期にちゃんと満足行くまで食べさせてあげられなくてごめんなという、後悔の念に駆られる、猫野郎くん、君は幸せかい

noteに筆を執ったのは、特に理由はないが、最近、僕のフォロワーさんが、記事を公開しているという、ただそれだけの理由にもならない理由によるものである、否、それは皆さんが書く文章に触発されて、書きたくなるという一つの理由にもなり得るだろうが、まあ、理由はなくてもあってもどちらでも良い、書こうとしただけでも、自分の中の混沌としたものが、整理されていく過程が味わえれば、それでいいのだ、独りよがりなnoteである、この記事に価値はあるのか

いつもは、ツイキャスやラジオトークで、日々の自分さえも意識できない部分の、隠れているモヤモヤを、解消させ、昇華させていくという過程を持って、それを活用してきたが、僕はそもそもお喋りでもなく、かつ、声に関して人一倍悩んでいるタイプの人間だ、文字でやり取りをする方が性に合っていると思うている、しかしながら、大人になればなるほど、言葉を紡ぐことが面倒に思えて仕方がなくなるこの現象は、一体何であろう、高校生の頃は、長文でメールのやり取りが出来るくらいには、文字に慣れ親しんでいた様に思う

というより、現代の、科学技術の発展が著しくもあり、無料で通話することも可能になったし、オンラインで、声を交えつつ、リアルタイムで意思疎通ができることが当たり前になっていることもあれば、情報を仕入れる元が、書籍などの紙媒体よりかは、動画にその軸が移ったというのも、また、文字を書くという行為の妨げまでとは言わないが、こういった何でもない記事を、書くまでに至らない要因の一つになっているのではないかと、僕は考えている

つまるところ、面倒なんです、文章を打つのって、電話なら3分で伝えられる情報量を、文字に起こすと、どれほどの時間が掛かるか、計算は出来ないが、利便の面で言えば、電話の方が圧倒的に勝利である、では、この世から本が無くなるかと言えば、それはノーであって、文字でしか表現出来ない微妙なニュアンスは、プロの声優でもその全ては演じきれないであろうと、僕は思うている

文字でしか表現できない微妙なニュアンス

僕はここに陶酔するのである、文章を書くことが本当は誰よりも好きで、得意だと信じたい僕であるが、僕が僕として自尊心を保てる瞬間があるとすれば、この僕という分身が、この文章に置き換えられた時、そして、それを読み返した時に、自分というのを肌で感じる瞬間である、それくらい、僕は僕の書く文体に、拠り所を設けられている、そこに安住できる安心があるのである

そもそも、僕に興味を持てない人に、この文章を読めと言っても、そこにメリットは存在するかどうかはわからないから、読もうとはしてくれないであろう、それでも特に問題はないのである、僕が一番にこの文章を好きでいられたらそれで

あれ、価値はあったね、誰からも読まれなくとも、触れられなくとも、自分の安住出来る居場所になっているのであれば、もう価値があったと言えるよね

猿は木から落ちまくるって、木登りが得意な猿もさ、何らかの原因で、木の枝に足を滑らせて、落下しまくる事もあるし、つまるところ、木登りのスランプにだって陥るかもしれないみたいなニュアンスだけど、それが一度じゃなくて、何回もね、完璧な人間はいないけど、普段、出来ていたことが徐々に出来なくなっていくと、猿も木に登ることを諦めるだろうよ、そういう時期って、みんなにもあるよねきっと、だから、どう乗り越えればいいかなどという方法論を語るわけではないんだが、僕は今、何となく人生のスランプの中に生きている気がするんだよね

文章を書くことで(それも思いつくままに適当に)、その混沌としたものは、丸まって、一つの形になっていく、そこには目に見えない論理が発生していて、その繋がりを感じられるのは、僕自身の感受性の中、猫野郎、文章そのものを書くこと、猿も木から落ちること、この3セット、どうだろう、何の繋がりもない、ただ、何故だか、心が軽くなっていくような気がする

大事だね、色んな媒体で自分を表現していくことって、ずっと写真でしか自己表現をしていなかったから、ちょいと飽きたというか、現実に向き合いすぎて、疲れたんだろうな、そんな纏まりのない文章、貴方にとって価値はありますか、ないとしても僕にはあると、言えるだろう

いわゆる、駄文