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「しんせつなチームメイト」 4年五味智

平素よりお世話になっております。理工学部海洋空間のシステムデザインEP4年の五味です。
突然ですが「しんせつなともだち」という絵本は知っていますか。私が初めて読んだ(読んでもらった?)のは結構小さい頃だったと思います。優しい絵とストーリーが印象的で、今でも思い出すといろいろと考えさせられることがあります。今回のブログでは、この絵本について触れながらサッカーについても書きたいと思います。
ネタばらしになってしまうのですが、内容は次のようなかんじです。

ある寒い冬の日、食べ物を探しに出かけた子うさぎはかぶを2つ見つけます。子うさぎはそのうち1つを食べるとおなか一杯になり、もう1つのかぶを持って、食べ物がなくて困っているであろうろばの家に行きます。しかし、ろばは留守にしていたので、子うさぎはかぶを置いて帰りました。食べ物探しから帰ってきたろばはかぶを見つけますが、自分はさつまいもを手に入れていたので、そのかぶを食べ物がなくて困っているであろう山羊の家へ届けます。その後、かぶは同じようにして動物たちの家を巡り巡って、子うさぎのもとへ戻ってきます。

 「しんせつなともだち」を読んだら、「この本は、人を思いやる気持ちは大切で素敵だよということを教えてくれているのだな」と思う人が多いのではないでしょうか。自分もそう思います。
ところでなぜ部員ブログで「しんせつなともだち」について書くかというと、サッカーにおいても思いやりは大切で、絵本のような親切の循環が存在するのではないかなと思うからです。やや無理やりかもしれませんが。例えば、ボールを持っている見方が困っていたらパスコースを作ってあげたり声をかけたりして助ける。すると運が良ければ、自分がボールの出しどころがない時にはまわりが助けてくれるかもしれないという感じです。またチームやチームメイトへの思いやりが常にあれば、疲れた時のあと一歩も自然に出るかもしれません。もちろん試合に勝つためには厳しさやずる賢さ、自分勝手さが必要ですし、いつも傷を舐め合っているようなチームは好きではないです。ただ、ピッチ上にいるときも親切な気持ちがあって損はないのかなと思います。
最後に、私は4年生であとわずかしかサッカー部で活動することはできませんが、支えてくださるまわりの方々への感謝、チームメイトへの思いやりを忘れずに関東2部昇格を目指します。


「しんせつなともだち」が気になった方は読んでみてください。

参考図書
方軼羣 作,君島久子 訳,村山知義 画,「しんせつなともだち」,福音館書店,1987年

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