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「最後の日」 3年渡辺玲音

お世話になっております。教育学部3年、渡辺玲音です。
今回で2回目になる部員ブログを書きました。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

まず初めに私は部員ブログが大好きです。それは普段一緒に部活をしているだけでは知ることのできない、部員1人1人の想いや考え方を知ることができるからです。今年度になってから自分の番が回ってくるまでに4年生と1年生の部員ブログを読んできましたが、やはり良いものだと実感しています。4年生からは最終学年としての覚悟を感じ、1年生にはこれからの活躍に対する期待感を抱きました。

今回ついに自分の番が回ってきましたが、何について書くかずっと迷っていました。それは書きたい内容がたくさんあったからです。具体的には、「1年間首脳をやって感じたこと」、「4年生への感謝」、「同期への感謝」、「後輩への期待と要求(首脳の部員ブログあるある)」、「自分のサッカー観」などです。

そんな中、ある日をきっかけに書くことを決めました。それは自分たちの代が終わった日です。サタデーリーグのチャンピオンシップで大東文化大学に負けて、自分たちの代が終わりました。全体で解散した後、3年で引退する人はこの日が最後ということもあって、3年生全員で集まりました。そして、3年間の部活を終えてのその時の気持ちを1人ずつ話しました。

そこでのみんなの話の中には、
「誰1人やめることなく3年間終われてよかった」
「このメンバーが同期で部活をやってこられて楽しかった」
「みんな昔と比べて成長できている」
「サッカー部に入ってよかった」
といった言葉がありました。

また、「今まで部活を辞めようと思ったこともあったけど最後まで続けてきてよかった。」と涙ながらに話している部員もいました。私はそんな同期の話を聞いていて涙をこらえるのに必死でした。(実際普通に泣いていました)

そんな感慨深い状況の中で私が感じていたのは、この上ない充実感と達成感でした。
それは言葉に表せないほどのもので、最高の気分でした。その感情の高ぶりと、引退する同期ともうサッカーができない寂しさから涙が込み上げてきたのだと思います。
そしてこの充実感と達成感は、あの場にいた全員が感じていたのではないかと思います。
そして、これを感じられることこそが部活に入っている醍醐味だと感じました。

もちろん、試合に勝った時、自分が点を決めた時、上のカテゴリーに上がれた時など、部活をしていて達成感を感じる瞬間は他にもありますし、自分も感じてきました。しかしあの日感じたものは今まででも1番の達成感でした。それと同時に、サッカー部に入って本当に良かった、この同期で部活ができて本当に良かったと思いました。みんなが話していた通りです。

その日の夜には同期とご飯を食べに行きました。(もちろんコロナ対策万全だし、バカ騒ぎなんてしていません)そこではこの1年あまり話せていなかった人とも話せました。首脳になってから首脳同士での会話が増えそれて以外の同期との会話が減っていたので、話せて嬉しかったです。そして、そこでもサッカーに対する真剣な想いを聞くことができました。
結局みんなサッカーが大好きだし、もっとこの人たちとサッカーがしたいと思えた素晴らしい日でした。


この1年を振り返ると、結局今年も関東参入戦には出ることができませんでした。私が入学してから3年、1度も出られていません。しかし私は、サッカー部でとても充実した3年間を過ごしてきたと胸を張って言うことができます。それは、たくさんの学びを与えてくれた先輩方、切磋琢磨しあってきた同期、首脳学年になった自分たちについてきてくれた後輩、そしてなによりも、部活動に真剣に取り組んできた自分の努力によるものだと思います。

このブログで結局何を伝えたいのかと言うと、「みんなもサッカー部で充実した時間を過ごせるように取り組もうよ」ということです。これはもう1年部活を続ける同期と、1,2年生に向けたメッセージです。すでに充実しているという人はそのまま続けてほしいし、もっと充実させるためにやれることがあると思う人はぜひ行動に移してほしいです。そうすれば、引退するときに必ず最高の達成感を感じることができます。またその人自身がより大きく成長できていると思います。私も1年後にはあの日を超えた達成感を味わいたいので、そうなるようまた一緒に頑張りましょう。


長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
読んでいただいた人たちの心に少しでも響くものがあればうれしいです。
今後とも応援よろしくお願いします。

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