ポートフォリオ作成が初めてなので制作ブログ始めます(課題の明確化)

自分のポートフォリオを作りたい!

ポートフォリオは自分がこれからデザイナーとして仕事に就く、案件をもらう上で必要なことです。しかし、そのやり方が会計、ファイナンス出身の自分にはまだ、きちんと理解出来ていません。

ファイナンス系のポートフォリオと言えば、様々なリスクの株や資産が揃ったリストのようなもので、それぞれの株や資産のリスクが他のリスクを打ち消し合うことによって、全体のリスクを下げ、利益率を上げる物です。しかし、デザイン業界のポートフォリオはただ自分の作品を並べただけでは不充分です。

自分には作りたいものを作れる技術力が不足していると感じています。それだったら、ポートフォリオを作る過程を記事にして、そこから生まれたアイデア達を最終的なポートフォリオに移植して、メタ・ポートフォリオを作ればいいのではないかと思いました。

この案を思いついた後に外山滋比古氏 著書「思考の整理学」の本を読み返したところ、メタノートの章を見つけたので、これからのデザインプロセスの参考にしていきたいです。

妹は建築業界で働いています。彼女は素晴らしいポートフォリオを持っているので、どこからスタートしたら良いかと尋ねたところ、この動画リンクをくれました。

このメルボルン大学の建築学部の修士課程に入るために必要なポートフォリオの定義はHarold Linton氏によると "The portfolio is a creative act, showering your skills and imagination, but it is also an act of communication and a tool for self-promotion. Demonstrate originality and inventiveness, but also accept the restrictions and conventions of professionalism, and show that you can get your ideas across in terms that working architects and designers can understand. "   

日本語では、「技術想像力を見せる創造的な行為で、コミュニケーション、と自己PRでもある。オリジナリティ創意工夫を披露しながらも、デザインにかかる制限と、プロフェッショナリズムの慣例を受け入れ、実際に働いている建築家や、デザイナーが理解できる方法でアイデアを伝えることができることを見せることである。」です。

基準は:
- Evidence of 3-dimensional thinking and spatial understanding
(3次元的思考空間の理解を提示すること。)
- Evidence of conceptual thinking and design ambition
(コンセプチュアル思考デザイン的野心の提示すること。)
- Evidence of design resolution
(デザインでの解決法の提示すること。)

課題の明確化

技術的課題:シェーダー(GLSL, C#, JavaScript, HTML, CSS, Three.js)
ソフトウェア(Houdini, Touchdesigner, Unity, Processing, Illustrator, Photoshop)→ 3次元的思考と空間の理解へつながる(?)

自分なりの解決法:基礎をチュートリアルなどから学び、テクニックを一通りカバーする、その後、制作したいアイデアが浮かんだ時に、そのテクニックを再度復習し、使用、そこから必要な知識を探し、補っていく

思考的課題:コンセプチュアル思考(物事が何であるかを捉える思考:コンセプチュアルの教室より)とデザイン的野心 。

自分なりの解決法
- 菊竹清訓の「か・かた・かたち」理論を参考にする。
「かたち」が生まれる過程には「かた(型)」という技術的段階と「か」という本質的段階があるということを認識し、「かたち」とは何かを探る「かたち→かた→か」というプロセスと実際に「かたち」を創る「か→かた→かたち」のプロセスを双方向を行き来することを念頭に置いてデザインをする。(参照:巴山龍来著 数学から作るジェネラティブアート)
- 自分が「こんなのあったら面白いな」「この映像こんなエフェクトかけられたら面白いな」などと思ったものに挑戦して、制作過程を記録する。

制作物は随時公開していきたいと思っています。












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?