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「承認欲求」を健全に生かす。志賀海神社山褒種蒔漁猟祭 (やまほめたねまきかりすなどりのまつり)

みなさまこんにちは
香と瞑想とコーチング 小林 明美です。

毎月アーシングした後お参りするのが
志賀海神社。

昨日も朝の祝詞の奏上に居合わせることができました。
アーシングでデトックスした身で
拝聴させていただき
有り難さが染み入ります。


昨日は氏子の方々が集まられ
明日の祭礼の準備をされていました。

4月15日は志賀海神社の祭礼
山褒種蒔漁猟祭です。
(やまほめたねまきかりすなどりのまつり)


「山ほめ祭り」
文字通り、志賀島の三つの山を褒め
五穀豊穣と漁業・狩猟の安全を祈願するお祭りです。

山ほめ祭(4月15日 山誉種蒔漁猟祭)
http://webtv.pref.fukuoka.lg.jp/ja/movies/detail/3281
(動画で様子がご覧になれます)


神事の最後に
海に漕ぎ出して体を釣る様子を
氏子や神職の方?が演じられるのですが
壮年の男性たちが真面目な顔で
魚の鯛の真似をしたりされる姿がとてもユーモラス。

この時奉じられる口上には「君が代」の歌詞が登場し
「君が代」の起源とも言われてるそうです。
(君が代の起源説は志賀海神社だけではないそうです)



昔々、神功皇后の三韓出兵の折、
御前で志賀の海人がこの神事を披露した際、
実に面白い儀式として
「志賀の浜に打ち寄せる波が途絶えるまで伝えよ」と、
厚く庇護され、現在に伝わるとか。



お祭り自体がユニークなのですが
私が好きなのは「山を褒める」という発想。


志賀島の3つの山を讃える時
「あ〜ら良い山、繁った山」そう言って讃えます。
(上記URLから動画でご覧ください)
なんともかわいいw

ちゃんと言葉にして伝えます。



褒められるって
もちろん作為に満ちたものは嫌です。

ただその方を讃え、好意的に受け止め
その思いを表現するのが「褒める」なら

どんどん表現しようではないかと思います。


好意的に受け取られたと感じた山は喜んで
ますます木々を茂らせ花をつけ実を成らせ
動物たちが健やかに育つでしょう。

豊かさに満ち満ちた山々は
流れる川から豊かな栄養を海に注ぎ入れ
海もまた栄えます。


「山に感謝」はもちろんなんだけど
「褒める」ってなんとも温かい。


「褒めるではなく認める」というのが
コーチングでいう「承認」

ありのままのその人の
見えたこと聞こえたこと
感じたことをプラスの表現で伝えること

その人の存在そのものを認めるということです。



人は誰もが認められたいという欲求を持っています。


承認欲求が多すぎると
色々生活に支障を来しますが

適切に承認されたい気持ちを満たされることで
自己肯定感を上げ自発的な行動(やる気)を引き出します。


日本は「察する」「慮る(おもんばかる)」が
文化の中心ですが

こんな神功皇后の大昔から
「山を褒める」を言葉で表していたのだから

私たちももっともっと言葉にしていいですね。


山は褒められて嬉しくなる
幸せな気持ちになる。

幸せな人は幸せを周りに運びます。

山も人も一緒。


朗らかな温かな気持ちになる
「山ほめ祭り」です。


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