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きくを磨く(2)

みなさまこんにちは

香と瞑想とコーチング
小林 明美です。


今日は昨日の続きになります。

昨日の内容
・なぜコーチになったの?
・コーチングでまず必要なこと
・なぜ聴くの?

記事 https://note.com/ynsk55/n/na064ecfede80
今日の内容
・聴くコツ
・私たちは人の話は聞けない?
・聴こうという姿勢

私たちは聴けないようにできている?

普段の会話では
雑談や仕事のときも含め、
相手の話を聞いて、

それに対して
自分の頭の中に浮かんだことを話しませんか?


もちろん
頭に浮かんだことをストレートに話すばかり
じゃないかもしれませんが
日常の会話は双方が自分の話したいことを話します。


傾聴の場合は話し手と聴き手役割が明確です。
(「聴く」と決めた側が聴き手ね)



セミナーではさらにこんな体験もしてもらうこともあります。


「黙って相手の話を聴く」ということ。

基本黙って聴きます。
発していいのは相槌だけ。


これも毎回いろんな感想をいただきます。

聞き手からの感想は
・話を聞きながら自分の言いたいことを我慢するのが辛かった
・相手の話から情景が頭に浮かんだ
・それって私にもある!って言いたくなった。
・それって〇〇したらいいんじゃないのって(解決策)を言いたくなった


相手の話に反応して
いろんなことが頭の中に浮かびます。
それを私たちは無意識に言葉にしています。

それはとても自然な行為です。



そうなんです。


話を聴くと私たちの脳は勝手に反応して
いろんなことを頭の中で思考します。

黙って相手の話を聴く
意外と簡単ではないものです。


聴くコツ

人は話を聴くといろいろ反応してしまう…

なので、
自分の頭の中に浮かんだものを一旦横に置いて
まっさらな状態で相手の話を積極的に聴くこと(傾聴)は


人に最初から標準装備されているものではなく

意図的に行うもので
若干の訓練、練習が必要です。



その時意識するとよい
聴くコツがあります。

いろんなところで言われていることなので
もう既にご存知のことかもしれませんが書きますね。



1)話し終わるまで待つ
話を聞いていて口を挟まれた経験はありませんか?
一旦自分の言いたいことは横に置いて
相手の話を最後まで聞きましょう。


2)話始めるまで待つ
また、相手がなかなか話してくれなくて
間が持たず自分から話し出してしまうことありませんか?
今までより少し待ってみましょう。



3)タイミングの良い相槌
相手の話すペースや
声のトーンに合わせた相槌は
会話を促進させます。



4)バックトラッキング
相手の話を要約して返す、
相手の話のキーワードをおうむ返しする

的確に聴けていて、
話したかった趣旨をバックトラックできると「そうなんです!」
という言葉が返ってくると思います。


聞いてくれている、
伝わってる、
理解されている、という状態を作ります。


私は「そうなんです」と言われると
むっちゃ嬉しいです。
相手を理解できていることは全ての始まりですので。



この
1)話し終わるまで待つ
2)話始めるまで待つ
3)タイミングの良い相槌
4)バックトラッキング

意識することで少しずつ
傾聴ができるようになります。

あの口から生まれたおしゃべりな私でさえ
できたんだから
どなた様も必ずできることw


聴こうという姿勢

実は人は人の話を
そのまま正しく聴けません。


聴きながら自分の脳の中で相手の話を
自分の経験や得ている情報に合わせて
聴きたいように自然と歪曲しています。



誰かと同じ映画を見ても
感動したところや記憶に強く残っているところが違いますよね。

また登場人物に対する解釈も好みも違います。
記憶の残る部分も違います。

同じ映画を語っても
脳の中で再生されるものは全く別物だったりします。



同じく
言葉・キーワードを聞いてイメージするものも違います。

例えば「入学式」ときいて頭に浮かぶもの、
イメージは一人ひとり違います。



私たちは相手の話を
勝手に自分の頭に浮かぶイメージで解釈しながら聞いている生き物です。


なので私たちは
実は相手のことを何も知らないのです。
ついつい知ってるつもりで聞いてます。


知ってると思ったところで
理解は止まる気がします。

相手のことを何も知らないから
理解しようと努める姿勢



この前むきに聴こうとする姿勢が


相手が
「理解された」
「話してよかった」
「ここはなんでも話せる場」と感じてもらえるための

最も大切なことではないかと思います。



自分の話を聞いて欲しい
理解して欲しい
伝えたい
と私たちが望むように

目の前の方も同じように望んでいます。



コーチングで必要なこととして書き始めましたが
私たちの日常でどんな時でも必要なこと。

きく(きく)を磨くことで
関係性は飛躍的に円滑になり
コミュニケーションの質は向上します。


コミュニケーションの質は人生の質。


最後までお読みくださりありがとうございました。

香と瞑想とコーチングHP
http://y-nlp-partner.com/

心地よいこと、学ぶことが大好きです。いただいたサポート大切に使わせていただき、またここで体験をシェアしていきます。