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「マンパワー」 と 「蕎麦店のまぐろ丼」

おそらく、スーパーマンのせいだろう。

なんにでも「マン」と付ければ、強そうに聞こえる。ヘタすると超人的な強さすら持つことになっている。スーパーな印象が「マン」にも移ってしまったんじゃないだろうか。

だって「ラーメンマン」は言い換えれば「ラーメン男」だ。字面だけで考えればラーメンオタクに他ならないと考えられる。お世辞にも強そうには聞こえない。それがラーメンに「マン」がついた途端に超人である。

「闘将!!拉麵男」カット©︎ゆでたまご/集英社


ほかにもいろいろ出てくる。アンパンマンは「あんぱん男」。スパイダーマンは「蜘蛛男」。キャットウーマンは「ねこむすめ」。

うーん、おそるべし、マンパワー。



さて、与太話もほどほどに。
トップの写真は「まぐろ丼」です。福岡市内、室見にある老舗蕎麦店「多め勢(ためせい)」さんの一品。

お品書きを睨みつけるようにして悩んでいた私に、「今日の日替わり、まぐろ丼がおいしいわよ」とベテラン感満載のおばちゃん店員さんが背を押してくれたおかげでありつくことができました。

酢飯でなく、ほかほかの白飯というのがポイント。寿司屋の鉄火丼、ではなく蕎麦屋のまぐろ丼なのです。冷たいお刺身と熱いごはんのコントラストが何とも口に楽しい。たっぷりの小ねぎと三つ葉が爽やかさをプラス。まぐろ丼は正義。

また、まぐろ丼には、小さなおろし蕎麦がつきます。細めに切り揃えられた蕎麦は、歯がキーンとなるほどよく締められていて、キビッとコシがある。つるりとした舌触りで、のど越し爽快。

これぞ伝統、紛れも無い名店の味。
ぜひ、お試しいただきたいものです。


きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。

それでは、また明日。

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