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「日本一のおいなりさん」(だしいなり海木/日本橋・渡辺通)

もしも僕が犬だったとして。
向こう側から歩いてきた桃太郎がこのおいなりさんをくれたなら、喜んで鬼退治についていこうと決めるだろう。

もしも僕がかぐや姫だったとして。
プロポーズにやってきた若者がこのおいなりさんをくれたなら、喜んでお嫁さんになってしまうだろう。

そのくらい美味しい「おいなり」さん。
それが海木さんの「だしいなり」です。


お店のお品書きはただひとつ
「だしいなり」
だけ。

僕は食いしん坊なので、
ラーメン屋さんのお品書きに「塩」「味噌」「醤油」と並んでいたり、中華屋さんのショーウインドウに回鍋肉と青椒肉絲が並んでいると、5kgくらい痩せるのではないかというほど悩んでしまう(もはや苦悩と言って差し支えない)のですごく助かる。

それに、お店の職人さんが絶対の自信を持った一品を食べるというのは大変気持ちが良い。

毎日毎日、真摯に向き合って磨き上げられた
「ひとしな」が美味しくないわけがありません。

おあげのモチッとした食感。
ジュワッと溢れる旨味のきいた「だし」。
木の芽の爽やかな香り。
一粒一粒ふっくら元気なおこめつぶ。

この小さなおいなりさんの、なんと尊いことか。


お持たせにも喜ばれること間違いなし。
お近くにお立ち寄りの際はぜひともお試しいただきたい逸品。

飲み助さんはぜひ地元福岡のお酒と一緒に。花の露の純米または特別純米、田中六五なんか最高ではないでしょうか。

(住吉酒販公式オンラインストアより)

ほっこり酔い心地になれますね。
よだれ出てきました。


それでは、また明日。

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