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「酒粕入りスタミナ豚汁」

ヒトが武器なしでヒグマに勝つ。

日本がドイツやスペインに勝つなんて、それくらい難しいことだと思っていたけど、時代は変わりましたね。人類の能力が均一化に向かっていて、だんだんと実力差が狭まってきているんでしょうか。

これでも私も高校までサッカー選手の端くれでしたから、その「偉業っぷり」が分かるつもりです。しかし、なまじサッカーをかじっていただけに、奇跡は二度ない。と決めつけて、スペイン戦の勝利を見逃しました。信じる力をください。

完全に、波に乗り遅れた形です。

しかし、まあ、これはこれで。「向こっかわは盛り上がってんなあ」と対岸から見守る楽しみというのもあるので、よしとしましょう。こうなったら、なるべくニュースなどで情報を拾わず、誰かに教えてもらうのです。これが案外のこと面白い。それぞれの視点から熱く解説を入れてくれるわけですから。で、そこににじむ、人間性を観察する、と。

ええ、悪いですね。性格。

さて、与太話もほどほどに。私には休日の朝に突然料理をしだす「癖」があります。青天の霹靂クッキング。今朝は、きんと冷えた外気を吸って、鼻が痛くなった瞬間に思い立ちました。

「そうだ、体が温まる豚汁を作ろう」

具材はカブと里芋、お豆腐と豚の細切れ。調味料は酒粕と味噌のみ。具材から旨みと甘みが出るので、味醂などの追加調味料は不要。シンプルイズベストの精神で勝負。

鍋に出汁をとったら、カブと里芋の皮を剥いて加える。煮立って灰汁を取ったらお豆腐と豚のこま切れ、すりおろしたニンニクと生姜を加えて、10分ほどコトコトと煮る。汁物というよりは、煮物のイメージ。

里芋に火が入ったことが確認できたなら火を止め、酒粕を大さじ山盛り二杯を加え、味噌で味を調整する。弱火にかけ、液面がグラグラし始めたら、完成。小ネギをもりっとかけて食べます。

ニンニクと生姜のコンビが大活躍していますので、白米との相性も抜群。生姜とカブは体を温める作用がありますので、食べてる途中から「あれ、微熱かな?」「汗っかきなのかな?」と思うくらい体が温まります。

風邪のバイキンたちが裸足で逃げ出す「酒粕入りスタミナ豚汁」。ぜひいちど、お試しいただきたいものです。


きょうもお読みいただきまして、
ありがとうございます。

それでは、また明日。

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