#57 📷 X-E4 その2 画面反転を改善してみる話 FUJIFILM
以前のX-E4の記事の中でもデメリットとして、画面の反転誤動作について触れたのだが、今回はそれを1ユーザーとして改善してみた話。
こちらの記事の中でも書いたのだが、普段私は液晶をチルトさせて使う事がほぼ無かったのだけれどアトラス彗星を撮影する為に三脚を据えて使用した時チルトさせてみた。
久しぶりに液晶の反転誤動作を体験して、ちょっとユーザー側から何か対策出来ないだろうか、と考えてみた。
ある程度の効果はありそうなので、X-E4ユーザーの方の力になれればと思う。
憶測と偏見が沢山記事なので、エンターテイメントとして読んでもらえたらと思う。
例にもよってメーカー様には敬意を持って記事を書いているので、メーカー批判的なものでは無いとだけ、注記させてもらう。
まずは、そもそもどんな現象で何が良くないのかをおさらいして、それから改善への流れで書いていこうと思う。
①液晶が反転する条件、および仕組み。
一般的なデジタルカメラを使用している方はファインダーを覗くと背面液晶が消えて、ファインダーの中のEVFが点灯することはご存知だと思う。
それは、ファインダーの近くにアイセンサーと呼ばれる物がついていてそれによってカメラ側がファインダーを覗いてる状態だと認識するからである。
X-E4ももれなくこの機構が付いている。
背面液晶をチルトした状態でこのアイセンサーが反応する事で、背面液晶が反転するのである。
それは、X-E4が背面液晶が180度動く事で自撮りが可能なようになっているからである。
個人的には使わない機構だけれど、このカメラ1台でいろいろしてみたい人には良いんじゃ無いかなと思う。
ちなみに1番拘ってるなぁと思うのは、チルト液晶でありながら畳んだ時にフラットになる事だと思う。
②液晶を反転させたくない状況。
液晶反転が意図していないのに起きてしまう時は、チルトした状態で画面を触ったりファインダー横のボタンを押す時である。
人によっては、ウエストレベルファインダーのように使う時に服や体が反応する、ストラップが反応して画面が反転する、といった具合に意図しないところでこの機能が誤動作する。
では、なんでこんな事が起きるかというと”アイセンサーの反応が良過ぎるから”に尽きる。
これは、チルト液晶を使用してない場合でも背面液晶とファインダーEVFの切り替わりにも同じ事が言える。
その場合は画面は反転しないけれど、使いたい時に背面液晶が消えてしまう。
X-E4ユーザーの人であれば物凄く共感して頂けると思う。
③改善してみた結果
改善をしてみたので、改善前と改善後の結果をまずは見て頂こうと思う。
まずは、改善前。
この写真からわかるように、モニター枠を過ぎたら反応する形となる。
これは、液晶をチルトしていない場合はそのままファインダーへの切り替えの位置となるので少し感度が高すぎるように思う。
次に改善後。
三脚を使って撮ったわけではないので、多少撮り方は違うが雰囲気は伝わると思う。
改善後は、モニターの半分を過ぎたら反応するくらいにまで抑える事ができた。
しばらくはこれで様子をみようと思う。
ちなみに、ファインダーを閉じた状態だとこうなる。
改善前の状態を写真に撮っておくのを忘れたが、X-E4をお持ちの方からすると良い感じだと思ってもらえるだろう。
以下の有料部分ではやり方について記載するので興味がある人は続けてよろしくお願いします。
ちなみに、一度やると元に戻せないという事は無い。元に戻すのに5分掛からないし、改善策を思い付いてから10分程度で出来る簡単な作業となる。
④改善する方法の前に憶測に基づく結論
まず、改善する方法を紹介する前に簡単に何をしたのかを説明する。
長々と書くので単純に改善できればそれで良いと思う方は”⑤改善方法”に飛んでもらった方がいいと思う。
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