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パン屋さんについて

今日は僕たちのパートナーであるパン屋さんについて話したいと思います。

パン屋さんで働いたことありますか?

パンフォーユーには学生時代にパン屋さんでアルバイトしてましたという人が何人もいます。実際にアルバイトとしてパン屋さんの製造現場をみて、これは大変な仕事だな、でもパン屋さんで働くの楽しいなといって学生時代を過ごしたという人たちです。とうの僕はというとパン屋さんで働いたことがなく、学生時代とかにパン屋さんで働く経験があれば今の事業をもっと早く展開したり、勘所を気づけたのになんて思ったりしています。

実際にパン屋さんの大変さに気づいたのは会社を始めて1年以上がたち、メーカーに製造依頼して販売するモデルから方向転換しなければいけない時でした。起業当初はパン屋さんのポテンシャルというよりもパン自体のポテンシャルに惹かれて事業をスタートしたということもあり、製造パートナーもメーカーではあったので、パン屋さんの仕事の大変さは知りませんでした。

紆余曲折、試行錯誤の末、いろいろなパン屋さんのパンを取り扱おうとなって今に至るのですが、始める前は「パンに特化したECって他社の参入もあるのでは?」とか「プラットフォームビジネスは収益化までお金と時間がかかって大変そう」など考え、なかなか難しいだろうなと思いながら、パン屋さんとのコミュニケーションを始めたのですが、予想通り「難しい」の一言でした。

いろいろ課題はあるのですが、何よりパン屋さんが忙しくて、パンをうちに卸す余裕がない。店頭に置いてあるのを持って行くならいいよ、と言ってはくれるものの、それを流通させるのも難しい。早朝からパンの仕込み・焼成をして、日中も販売と並行してやるパン屋さんには商談する時間もなく、最初は途方にくれながらも、パン屋さんへ足を運んでいました。

なぜ、パン屋さんのパンは美味しいのか

それでも通いつめて、なんとか取り扱いたいのが「パン屋さんのパン」でした。なぜか。おいしいから。ただただそれだけ。小さい頃からおいしいもの好きで、小学生の頃なんかはお年玉を握りしめて、東京まで出張し、一日3店舗くらいのラーメン屋さんをハシゴしてから群馬の家に帰るといったグルメな僕でも知らなかったのが美味しいパンの世界。

おいしい食べ物を構成するものは、「原料と手間」と考えていて、パン屋さんのパンがおいしいのは「手間」をかけているからなんです。具体的にはパンの発酵時間が長かったり、日々の気候に合わせて焼成時間を調整するなど、大量生産では手に負えないような「手間」をかけているのがパン屋さんのパンなんです。

同じパン屋さんのパンでも、相当手間をかけているなというパンと、これは具材にコストと手間をかけてパン生地にはそこまでだなと意識して食べてみると結構わかるものだったりします。自分でパンをつくったりすると、原料がいいからおいしいのか、手間がかかってるからおいしいのか、どこの変数によって美味しさが構成されているかわかったりします(笑)

だから僕たちはパン屋さんのパンをもっと広めたい

僕が日々悔しいなと思うのは「パンでしょ?なんで80円じゃないの?」と自称グルメの方にパンの価値を低く見積もるようなことを言われる時です。最近は「日本の飲食業の価値が低く見られすぎ。たとえば海外で日本の牛丼を食べようと思ったら倍近くかかる」といったことも言われるようになりましたが、まだまだ日本全体として食に対する価値は相対的に低く見積もられがちだなと思っています。

高級食パンブームが到来したことは、パン屋さん業界(リテールベーカリー)にとってはプラスだと思っていて、パン屋さんのパンの価値が再定義されるチャンスだと思っています。ミネラルウォーターもかつてはなんで水にこんなにお金払うの?と思われた時代があったかと思います。パンもなんでこんなにお金かけるの?だっておいしいもんねと思われる時代はすぐそこに来ていると考えています。

提携パン屋さんの募集しています

パン屋さんが店頭以外で販売するにはたくさんの労力がかかることを実感しています。その労力をかけずともパン屋さんのパンをより多くの人に食べてもらえるようにパンフォーユーはテクノロジーの力を活用しながら新しいパン経済圏の創出を目指しています。

パン屋さんへご提供するメリットをまとめた動画をつくりましたので、ぜひこの機会にご覧ください。

おまけ

自分の出身が群馬県ということもあり、群馬県桐生市に本社があります。好きなところは街並みの中に山と川が同居しているところ。この景色を見ながら、日々を過ごせるのはとても贅沢ですよね。自分の好きなまちではたらくと住むを両立できるような事業・産業づくりにこれからも取り組んでいきたいです。

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