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出来ない営業マンがよく言う言葉は?

よくある話しですが、売り上げの達成できない営業マンがいう最初の
言葉は何でしょうか?

その一番は「うちの会社は売るものが無い!だから売れないんだ」
ではないでしょうか。

果たしてこれは正解でしょうか?
ある部分は正解かもしれませんが、では完璧な商品があれば、
たくさん売れるものでしょうか?
そんな事はありません。

今回の話しでは、売れる工夫をして売れ!が第2の結論で、
私の言いたいことは、「売れるものがなかったら作れば良いじゃないか」
ということです。

以前、競合に負けっぱなしで、本当に売れない営業マンで、
「売れるものがありません」と、言い訳をしている自分の部下に
いいました。

「では、何があれば売れるんだ?」と聞いたら、その部下は何も
答えられませんでした。
つまりアイディアも何も無い、無能な部下だということです。
売れる製品は、天から降ってくるものだと思っていたようです。

私の話で恐縮ですが、その頃は自動車用のヘッドランプでHIDランプというものが全盛になっていました。
色の感じは、白く明るく、少し青みがかったりのものでした。

「では、雪国用に黄色みがかったものを作ってはどうだ?青みがかって
いると雪の轍(わだち)は見えないぞ」といったら、
「そうですね。それなら売れそうですね!」とその部下は言いました。

でももう一つ、「HIDランプは高いから、ハロゲンランプはどうだ?」と
聞いたら、また彼からの返答はありません。

「同じワッテージでより明るいハロゲンランプを作ってはどうだ」
といったら、「それですね、売れそうですね?」と返答してきました。
「では、海外の工場と交渉して高効率ハロゲンランプを作っては?」
と言ったら、早速部内で打ち合わせを始めました。

半年後黄色みがかったHIDランプと、ハイワッテージ高効率ハロゲンランプが出来上がって来ました。
そして市場に投入しました。見事に目論みは当たり、じゃんじゃん売れました。
簡単なんです。ものを売るには、新しい需要を創造するか、現状の延長線上のもの(しかし、他には無いもの)を作れば売れるんです。

アイディアはいくらでもあるんです。想像力と工夫次第、言い方を変えればアントレプレナー、起業家精神があるかどうかです。
売れるものが無い、なんて簡単に言ってはいけません。
「自分が作って、売ってやる!」ですね。

でも、アイディアは潤沢な知識の上に創造されるものです。
勉強は欠かせません。

従来の絵の具(岩絵具)が売れない会社が、知恵を絞って絵の具を使い
マニキュアにしたらバカ売れしているという話が最近ありました。
京都にある「結わえる」という会社です。HPを引用します。

まさに、逆転の発想ですね。

もう「売れるものがない!」なんていうのはやめましょう。

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