見出し画像

Jリーグ 第32節 浦和レッズ×川崎フロンターレ レポート

11/5(火) 18:30キックオフ 埼玉スタジアム2OO2

広島戦、鹿島戦と続き、ACLのために日程変更となったこの試合。
試合終了直後に選手はサウジアラビアに飛ぶため、キックオフ時間も前倒しに。
だったらもう少し日程調整できただろ。

残留争いの渦中である浦和。
前々節の広島は惜しくもドロー、鹿島は逃げきれずに0-1と内容はともかく結果だけ見れば惜しい試合が続いていた。
勝ち点が36であり、他の下位チームが躓いていたためにこの試合では最低でも勝ち点1を積み上げたいところ。

対して川崎は前節、広島に勝利。マギーニョ自作自演のマギーニョショーがTwitterなどで話題でしたね。
前節は負傷選手や出場停止の選手が多い中での勝利。
今節は多数復帰するため、さらに注意が必要でした。

スタメン

画像1

浦和のスタメンはACLを考慮して大幅なターンオーバー。
試合が始まるまでは、サポーターすら配置がわからない状態。
これが上野優作の策なのか…(違う)
みんな前の形でビックリしてたけど俺はむしろ後ろでビビったよね。
左HVが宇賀神なのか…。どうもトレーニングしてたみたいですけどね。

川崎の方は全体的に前節出れなかった選手をごそっと復帰させたような感じ。
一番前がレアンドロ・ダミアンなのは理由あるのかな。個人的には小林悠の方が嫌な選手なので。
宮本恒靖みたいなのがいる!って思ったら田中碧だった。

マッチアップを見た時森脇と齋藤学になるのを見てゾッとしましたね。
いつだっけかなぁ…齋藤学にぶっち切られた試合あったよね…。

戦評

まぁ前半から予想通りの展開。
川崎がゆっくりボールを回し、浦和の綻びを探すような時間が長く続きます。

浦和はそれに対して
「マルティノスパルプンテ!」
と言わんばかりのマルティノスゲー
いやまぁ色々と設計はしてたけど。

今日の浦和はディフェンスラインが高めで、全体的にコンパクトに設定されてる感じ。僕はいつもこれくらいのディフェンスラインを求めてます。

レアンドロ・ダミアンにはマウリシオを当てたため、大きな不利は感じられず、決定機は思いのほか作らせてませんでした。

浦和の攻撃面では右で作って、左で殴るという流れ。
柏木が低い位置まで降りて、ビルドアップに参加します。そこから一気に森脇or柏木で左に展開。左に張ってる山中砲台のクロスをバンバン上げさせます。

これするなら、ワントップ杉本の方がまだ可能性あった気がします。
ビルドアップに効果的に参加してない岩武がゴール前に飛び込むことも無く。
結果的にクロスで中に合わせるのが汰木とマルティノスという圧倒的に無理ゲー感。

やりたいことはわかるんだけどもうちょい違うアプローチ無かったのかな。

なんやかんやで時間は過ぎていき、35分。
浦和のクリアミスを拾った脇坂が柴戸を剥がし、バイタルエリアのゴール正面からシュート。
これがゴール右に突き刺さり、川崎の先生となります。

1点ビハインドで前半終了となります。

後半スタートから川崎は右SBを守田にします。

これにより山中砲台は弱まり、浦和の攻めがチグハグしてきます。しかし、交代で入ってきた阿部ちゃんの好調により、セカンドボールを拾えるチャンスが増えます。
ここで1点返せればよかったですね。

後半の33分。浦和の守備スライドが遅れたところから右サイドを攻略されます。
低めの位置から守田のクロスに小林悠が合わせ0-2。

エリア内での小林悠の動き出しが興梠が得意とする形で、してやられた感がすごかったです。

浦和はその後もいい形を作れずに敗戦となりました。

気になったこと

唐突ですが、とりあえず2失点目は川崎が上手かったで片付けます。
(それじゃダメだけど、あれは5-4-1ブロックの泣き所でもあると思うので)

1失点目はもうすこしどうにかできなかったのかなぁと思います。足を滑らせた汰木、剥がされた柴戸はまぁしょうがないとして、マウリシオのあの中途半端なクリア…。
最近槙野も中途半端なクリアが多くて、そこを拾われショートカウンターなどをよく見かけます。
織部体制の頃の方が跳ね返す時はしっかり跳ね返せてたので、あの中途半端なクリアは頂けません。

左HVの宇賀神はそこまで悪くなかったですね。
マッチアップの相手が家長で空中戦などが無かったのが功を奏したようですね。

柏木が割と叩かれてるみたいですが、僕は及第点以上の活躍だったと思います。
彼をビルドアップ参加させることで、他の選手じゃ生み出せないリズムが作れます。
さらに彼は狭い所でのターンも上手い方で、久しぶりに見たらそれを改めて実感することができました。

しかし、「キャプテンのような振る舞いじゃない。」
という意見も少々理解できるわけで。

彼はそもそもキャプテンの選手ではないな。と改めて感じました。(良い意味でも悪い意味でも。)

また、柏木を低い位置でビルドアップ参加させるのなら、それ用に岩武や森脇の位置を調整するなど、もう少し工夫が必要なのかなと感じました。

汰木はまだ我慢だと思います。
来シーズンどう使われるかはわかりませんが。
もしかしたらレンタルもあるかも。

個人的にはマルティノスは来年いないかなと感じました。
昨日の試合ではパルプンテ要員として前線に残されましたが、守備時が酷い。
守備の基準点を持つこともできず、何を考えてフラフラしてるのか全く理解できませんでした。
まぁそもそも連れてきたのが堀ちゃん体制の時なので、活かしきれてないのは充分あるんですが。

総評

今節はターンオーバーも含めて、引き分けでも良し。とするメンバーだったのかなと感じました。
まぁ日程考えると当然っちゃ当然ですが。

しかしながら、先程も書いたようにそのソリューションに対してのアプローチは正しかったのか?というところはあると思います。

精神論はあまり好きじゃないのですが、控え組だったのでもう少しやる気を見せてもいいのかなぁと思いました。
もしかしたらサブ組が出た途端にふわふわしてるのは、浦和がチームとして指針を示しきれてないからかもしれませんね。

結果的に残り2試合で勝ち点は36。

一応次節は相性が良い味スタ瓦斯戦。しかし、ACLホームの1週間後であり、その試合に勝っても負けても、リーグに何かしら影響はあるかと思います。

自分は残留できると信じて疑わないですけど。

とりあえず今はACLアウェーで、いい結果を残して帰ってきてもらうだけです。

全力でサポートしましょう!

試合結果

浦和レッズ 0-2 川崎フロンターレ

【得点者】
川崎: 35' 脇坂泰斗 78' 小林悠

主審: 笠原 寛貴



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?