アナリシス・アイを読み終えて

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先日購入した、アナリシス・アイを読み終えたので感想をダラダラと書き並べてみたいと思います。

きっかけ

まず、そもそもアナリシス・アイを読むきっかけは、友人からのコーチの誘いでした。

自分が通ってる大学のサッカー部でコーチをする事になった友人S君。
彼が人手が欲しいとの事で、暇を持て余してた自分を誘ってくれ、そこに参加することになりました。
コーチとは名ばかりに、ただのお手伝い感が否めないですが、そもそも自分は雑用が好きな体質でもあり。それもまた良きかなと。

そんな中、大学に入りひたすらサッカーを見てた自分も少しは力になれないかと思い、以前から話題になっていたこの本を手に取りました。

感想

書評なんて恐れ多いので、読書感想文っぽく書きたいと思います。

まず何よりわかりやすい!

文も難しい言葉は使わず、多くの図がある事で、頭の中でイメージしたことがわかりやすく表されてました。
個人的に頭の中でイメージし続けることが苦手なので、とてもとてもありがたかったです。

また、現代では当然っちゃ当然なのですが、図の中でも選手の向きがしっかりわかるようになってたのも「ほぉーーー」と感じました。
体の向きなんて昔から言われてますが、局面局面でのディテールまではあまり言及してこなかったようにも感じます。(自分が聞いてなかっただけかも。)
コーチのS君も体の向き付きの作戦ボード欲しいって言ってたし。
当たり前の事を当たり前のように表すことの大事さです。

そもそも自分、活字が苦手です。高校までの現代文で全然成績取れないくらい苦手です。
わかってはいたのですが、このままでは社会に出た時大変だろ。と思い、訓練も兼ねてこの本を読んでました。

そんな自分にとってすごく親しみやすく、固くない文章で書かれており、頭の中にスーッと入ってく印象でした。

また、図の中で出てくる選手同士の掛け合いのセリフも描写がわかりやすくなってる要因の一つだと思います。
「あー実際に試合中にこんな掛け合いしてるんだろうなぁ」
って感じました。

まとめ

読書感想文をテキトーに出てた仇ですね。
なんか自分でもよくわかんなくなりました。
しっかりまとめます。

近年はネット社会の発達により、最新の情報を素早く手軽に入手できるようになりました。

よく僕は、父とサッカー談義をするのですが、最近話が噛み合わなくなりました。
様々な試合を見て、自分で情報を探して学び、様々な観点で試合を考えるようになったため、自分がある程度「過程を評価」できるようになったからだと自負しています。

ただ、どっちが良くてどっちが悪いという話では無いと思います。

本著でも
「結果というバイアスなしに試合の内容を分析するためには、ピッチで起きている現象を先入観なく観察していく必要があります。」
とあります。

過程を評価すべき時もあるし、結果を再重要視すべき時もあると思います。

今の浦和なんていい例です。
僕は度々、Twitterで過程を評価するようなツイートをしています。
現に、最近になっていいシーンは増えてきました。
明らか今シーズン初めよりも状態が良くなっているのです。
しかし、現状は残留争いの真っ只中。
勝ち点を1でも稼ぐことが何よりも大事なのです。

現状どうするかが大事なのは間違いないです。
じゃあ結果が悪ければ非難していいのか?というのはまた違うと思います。
サポーターであるが故に感情的になってしまいますが、「ここは良かったから、次はこうしよう!」と声をかけるべきです。

サポートしているチームが正しい方向に進んでいるか否かを把握できれば、サポーターが監視者として機能します。チームを運営する人たちもごまかしが利かなくなります。

フロント批判の前に、自分が見えてる景色が全てなのか。それが正しいのか。再認識してほしいです。

大幅に話が逸れましたが、要するにこの本を読めば、チームとしての狙い、何が必要なのかが見えてくるかと思います。
全てを理解するのはとても難しいことですが、試合で起きている現象の一端を捉えることはできるようになるかと思います。

「分析」というとすこし身構えてしまうかもしれませんが、「サッカーをよく知る」ということとそんなに変わりはないと思います。

サッカーをもう少し詳しく見てみたい!
という人にはとてもおすすめな本だと思いました。


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