私の苦手なおばあちゃん
私は祖母が昔から苦手だった。
でもなんで苦手なのかって考えたら、ちょっとわからない。決定的に「苦手!」ってなった出来事があるといえば、ある。5、6歳ごろだろうか、みんなで行ったファミレスで、祖母に「ひとくちあげるね!」と渡したデザートを見事に全部食べられてしまった事があった。そんなことで苦手になるんかい、と呆れるが、食べ物の恨みは深いのである。
昔から静かなところを好んでいた私は、よくしゃべる祖母を苦手だと思った。というか、今書いているのは父方の祖母なのだが、父方の親戚は