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『スター・ウォーズ エピソード4』が日本で公開された当時のパンフレットを手に入れた

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とある古書店でこんなものを手に入れた。映画『スター・ウォーズ』のパンフレットだ。

現在『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』というタイトルで知られているこの映画は、公開当時、サブタイトル等が付かない『スター・ウォーズ』というタイトルだった。その当時のパンフレットがこれだ。

一部シワ・折れ有りなこともあり、1000円という破格の値段で売っているのを見つけたので迷わず購入してしまった。

いや〜〜〜〜!いい買い物したね!

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なんてったって、まずこのロゴが良い!!

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現在使われているロゴはこれなのだが、公開当時は違ってた。上のバージョンのロゴは当時流通していたグッズとかを探さないとなかなかお目にかかれない代物だ。まずこれだけでも素晴らしい!

そして中を開いてみると、これまた味がある。

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「偉大なモフ・ターキン」という聞き慣れないワード。

小説『ターキン』の解説によると、“Grand Moff Tarkin”という役名を翻訳する際、“Grand Moff”が役職を表す造語であることを知らず、当時の翻訳者は“Moff”をファーストネームと誤認したらしい。この当時のものでないとお目にかかれない訳し方だ。

あと、しれっとデス・スターを「死の星」と呼んでいる。なんだってこう直訳したがるんだ。

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ストームトルーパーもこの翻訳者の手にかかると「突撃隊員」になる。

まあ、間違っちゃいない。直訳したら確かにそうなる。でも現代の我々にとっては、ストームトルーパーはストームトルーパーだ。「突撃隊員」としちゃうとなんだか急にスター・ウォーズ感が薄れる気がする。

他にも、Yウイングが「Y-翼」となってたり、サンド・ピープルが「砂人間」になってたりと、全体的に固有名詞の直訳が多い。「ミレニアム・ファルコン(黄金時代の鷹)」という表記を見た時には笑ってしまった。

ちなみに、当時のバージョンのスター・ウォーズでは「フォース」が「理力」と訳されていたことはよく知られているが、残念ながらこのパンフレット内にフォースについての記述は無かった。したがって伝説の「理力」をこの目で確かめることはかなわなかった。

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ストーリー紹介もなかなか味わい深い。

このパンフレットによると、アルデラーン惑星レーア・オーガナ姫を中心とした反逆者たちは、惑星ヤービンに基地を構えているらしい。そして惑星タトゥーインに住むベン・ケノービはジェディ騎士団の一員で、ダース・ベイダーとの光線剣(ライト・サーベル)による一騎打ちに敗れて肉体を失ったとのことだ。

固有名詞のカタカナ表記が媒体によって異なるのはスター・ウォーズあるあるだけど、この辺の単語が見慣れない表記方法を用いてると違和感が凄まじい。

とまあ、こんな感じで全体的に味のある文章で構成されているのだが、内容自体は今日の映画のパンフレットとあまり変わりはない。

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キャラクター紹介とか、

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メカ設定とか、

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監督のプロフィールとか、

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キャスト紹介とか、

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場面写真とか。(写真が下手で申し訳ない)

全部で32ページ。最近のパンフレットと比べるとかなり薄いけど、結構充実した内容だ。当時の定価はたったの350円。(といっても、40年前の物価の感じがわからないので、これが高かったのか安かったのかはわからないけど。)


いや~~~~~!本当にいい買い物だったよ、これは!

自分が生まれるはるか昔に一大ブームを巻き起こし、その後数十年経ってから後追いで視聴して夢中になった作品のパンフレットをこの手で持つことができるとは思いもしなかった!

状態もかなり良いし、これを持っていることはこれからも人に自慢していきたいね。








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(ベイダー卿の声を演じられたジェームズ・アール・ジョーンズ氏の名前がどこにも書いてないのはちょっと許しがたいけど)

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