自分のキャラは、唯一無二のもの。

　自分のキャラクターを理解するのって、結構難しいですよね。どのキャラが一番自分に合っているのか、悩むこともあると思います。

　キャラを確立するためには、無理をせず自然体でいることも大切ですが、自分を深く理解することで、自分らしいキャラを見つけることができます。

　よく「素の自分をそのまま出せばいい」って言われますが、それが簡単じゃないんですよね。特に仕事をしていると、いろんな場面で違う役割を演じなきゃいけないこともあります。

　会議でプレゼンする時、同僚とランチに行く時では、求められるキャラも違ってきます。キャラは、一つに決められるものではないのです。

　しかし、長い目で見ると、あなたのキャラはあなた自身の中にあるもの。他の人とは被らない、あなただけのものです。無理して演じるのがキャラではなく、自然体でいられることが、あなたの本来のキャラなのです。

　では、あなたのキャラって何でしょう？

　逆に考えると、居心地が悪いと感じるキャラは何かが違うというサインです。例えば、自分を変えようと努力しても、それが長続きしなかったり、ストレスを感じたりするなら、それは本来のキャラではありません。

　わたしの場合で考えてみますと、セミナーでファシリテーターをやるとき、前に出てガンガンしゃべるようなキャラにはなれません。裏方に徹して、参加者が目立つようにサポートをする方がしっくりきます。これが私ののキャラであり、どんなビジネスシーンでも通用すると思っています。このスタイルは、自分にとって自然であり、無理なく続けられます。

　自分のキャラの上に、場面によってちょっと変化をつけることがあっても、それは薄化粧程度。例えば、会議では少し積極的に発言することもあるかもしれませんが、それは基本のキャラがあってこその変化です。盛りすぎたり、自分らしくない演出をすると、周りも違和感を感じるでしょう。

　自分を取り巻く環境は、自然なキャラを表現するのにはぴったりなんです。例えば、家族や友人と過ごす時間は、自分らしさを再確認する良い機会でもあります。

　彼らの前で自然体でいられることが、本来のキャラを見つける手助けになります。意識しすぎる必要はなくて、自然に振る舞えることが、あなたの基本的なキャラです。

　キャラを大切にしながら、自分の世界観を広げていけば、周りにはあなたに惹かれる人が集まってきます。

　ちょっと意識して、自分のキャラを探ってみてはどうでしょうか。キャラを探る過程で、新しい自分を発見する楽しさもあります。