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自分を幸せにする責任について

先日、20代の頃から憧れていたとある経営者の方と
イベントでお話しさせていただく機会がありました。

20代の頃の私は、比較的大手の上場企業に新卒で入社していましたが、
実は入社式に向かう新幹線に乗る瞬間まで
私はここでは働けない気がする…という違和感を持っていました。
そして案の定、「なんか違う」と思いながら働く日々。
(ちなみにそれでも働き続けていたのは、大手金融で働いていた両親からの
「入社するなら上場企業であるべき」という
プレッシャーを感じていたからです。若かった。

そんな私にとって、強く印象に残ったのが、
上述の経営者の方が書いたこの記事

「会社の幸せと自分の幸せがズレるタイミングが来たら
会社から離れなくてはいけない」

「なんか違う」の正体はこれか、という
当時の腹落ち感を今でも覚えています。
このインパクトが大きかったからこそ、
私はその後も「幸せのズレ」に敏感になり、
何度かの転職をするに至った、と言っても過言ではない気がします。

このnoteは20代、30代の「当時の私たち」向けに始めたものですが、
読者の方の中には、
「でもこれから妊娠したいのに今転職するのは」とか
「今後の子育てを考えると福利厚生は安定している方が」とか
「今から未経験の仕事にチャレンジして給与を落とすのは」とか
いろんな不安を抱えている方もいるのではないかと思います。

うん。わかる。
特に私は20代の頃はキャリアというキャリアもなかったので
転職するのには勇気が必要でした。

でも、やっぱり人生は短いし、福利厚生がもたらしてくれる
子育て初期の数年の幸せなんて、人生のトータルの時間で見たら
取るに足らないものじゃないかと思っています。

結婚でも妊娠でも転職でも離婚でも、なんでもそうなんですが、
自分以外の何かを基準にした幸せというのは、
とても頼りなく脆いです。本当に。

人はみんな幸せになる権利を持っているけど、
私には自分を幸せにする責任がある、ということを、
私たちは絶対忘れてはいけないと思う。

今の自分の決断が、未来の自分を幸せにしてあげられるのか、
問いかけながら生きていけたらいいなと思っています。

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