「倫理学って、無理なんじゃない?」 −ジャック・デリダをヒントに考えてみる
yukiです。
これを書いているのは2023年のお盆休みの時期ですが、私はどこに行くということもなく、仕事を家でこなしつつ、あてもなく本を読んだり、こうやって文筆をしたりと、とりとめもない日常を過ごしています。
さて、今回書きたいのは「倫理学の可能性」、あるいは「不可能性」について。私が初めて「倫理学」というものに触れたのは、たしか中学生の時。当時刊行されたばかりのマイケル・サンデルのJUSTICEを書店で買い求め、慣れない洋書を辞書を片手に読み進めていった思い出があります