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M-1しくじり先生2022

11月1日、M-1グランプリ3回戦大阪会場の結果が発表され、準々決勝に進む37組が決定しました。
初進出のコンビや、安定の実力を見せつけたコンビなど様々な顔ぶれが集結。
いちファンとして次の大一番、準々決勝での戦いが非常に楽しみです。

今年の発表の瞬間、僕は家族でディズニーランドに行っていました。
夢の国でXを開くと「準々決勝進出者」の文字。
さっきまであんなに何も考えずに楽しめていたのに、発表を見てからは胸がザワザワしていました。

進出を喜んでいるコンビのことより、落ちて凹んでいるであろうコンビのことを考えると、どこか我が事のように食らってしまうのです。
痛いほど彼らの気持ちがわかるというか。

もう関係無いのに。
辞めてからもこんな気持ちにさせるなんて。
なんか腹立つ気持ちもありつつ、M-1の存在の大きさを改めて感じました(ディズニーは普通にめっちゃ楽しめた)。


落ちた人の気持ちがわかると書いたのは、今からちょうど1年前、まぎれもなく僕も同じ経験をしたからです。

結果的に芸人として最後の出場になった2022年のM-1は、キャリアの中で最も「準々決勝に行ったかもしれない」という手ごたえを得られた大会でした。

今までで一番、体感的に「行った」と思いました。
しかし、結果は3回戦で敗退。


あれから1年経った今、冷静に振り返ってみて何がいけなかったのか、何が足りなかったのかを自分で分析してみたいと思います。
潔く負けを認めた人間の言葉なので、一番クリアな思考で書けているかと思います。

M-1 3回戦から準々決勝に届くか届かないかのレベルにいる漫才師が抱えている内情が知りたい方はぜひ読んでみて下さい。



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