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七月某日KYOTO

先月に続いてふたたびの京都です。

人出の少なさと、少しでも涼しい時間帯を狙って早朝出発。
午前8時の四条河原町はさすがに人はまばらだったものの、すでに暑かった。梅雨の明けた7月の京都に涼しい時間帯なんてなかった。。


気温はさておき景観だけはいつも涼しげな白川沿いを歩いて、やまもと喫茶でモーニング。

焼たまごサンドセットをいただきました。パンもたまごふっわふわ。
なつかしいやらおいしいやら、朝から幸せ。


腹ごしらえできたら、ふたたびの鏑木清方展へ。
開場時間より少し前に着いたけど、すでに20人ほど行例が。チケットの窓口にも少し列あり。オンラインで買っておいて正解。

2回目なので、前回ゆっくり観れなかった作品と新たな展示作品を中心に観るために先々進み、混雑を避けて堪能できました。

やっぱりよかったのが、《明治風俗十二ヵ月》。
とくに七月の浴衣姿の女の人たち。若い娘さんの、青の横じまの浴衣に赤の格子柄の帯、赤の鼻緒の下駄がなんともビビッドでかわいい。隣のちょっとお姉さんっぽい人は、シンプルに藍色の浴衣に藤色の帯で、その帯締めが黄緑というのがまあすてき。

《ためさるゝ日》は、左幅の今まさに踏絵に足を置こうとしてる一瞬の表情がすごく印象的。長崎の遊女らしく、着物の柄が船っていうのも長崎ってかんじ。最近よく遠藤周作を読んでたので、タイムリーでどきっとした。

《築地明石町》は、ポスターで見た瞬間に惹かれたので、現物を観られてよかった。あのちょっと振り返った目線の先に何があるのか…。何か言いたそうにも見えるような。それにしても美人。
母へのお土産と自分用に、ポストカード買いました。

着物…浴衣…和装はええなぁ。
今回の鏑木清方に上村松園、この二人の美人画のスタイリングも大好き。
着物そのものの色も柄ももちろんかわいいし、合わせ方、着方、小物の使い方、惚れ惚れする。ああいう風に着てみたいものです。

そして気になった作品の所蔵元をチェックしてたら、なんと今まさに開催中の展覧会が!なんてどんぴしゃ。わたしのためのような展覧会。
http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/exhibition/r04_kikaku_1.html

こんなの行きたすぎる。前期も後期もどっちも観たすぎる。
鎌倉、夏休み、人出、コロナ、、、しかし前向きに検討したいと思います。



目の保養を終えたところで、次はパンを買いに。
かたいパンが食べたい気分だったので、ひさしぶりにワルダーへ。

クリームチーズとトマトのパン、紅茶とプラムのパン、チョコのパンの3点お買い上げ。すべておいしかったです。充実のハード系のほかにベーグルも焼き菓子もあるし、品揃えが良すぎる。近所にほしい。


ヤマモト繋がり…ってわけじゃないけど、お昼に超絶人気のうどん店・山元麺蔵の予約チャレンジしましたがまあ無理でした。人生で行ける日が来るのだろうか。。いつか絶対行きたいです。


気を取り直し、インドカレーの口に切り替えてケララへ。

今まで口にしてきたスープの中で、ここのトマトスープが一番好きかも。
セットの日替わりカレーが何なのか、いつも聞かずに知らんまま食べるけどおいしい。ケララランチ、ジャスト1,000円で超満腹です。

たぶん何かの寓話がモチーフになってそうな絵。シュール



早起きがたたり、もう体力の限界がみえてきたので昼過ぎに帰路へ。

めっちゃみやび…

京とれいん・雅洛。
特別料金とか取られるのかと思ったら、そのままふつうに乗れました。
土日祝のみの運行みたいです。知らんかった~。



京都はついつい住んでたときに行ってた馴染みのお店ばっかり訪ねてしまうので、なかなか新規開拓できません。それぐらい好きなお店が多すぎる。
なのでやっぱり日帰りはきびしい。行くならせめて1泊が理想ですね。

それにしても体力落ちた。。。これが30代か。。。
下京から上京までチャリで走り回ってた20代の日々がなつかしい、弾丸半日京都旅でした。

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