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栄三郎さん厳選『銘柄を楽しむ会』

2023.9.16(土)、日本酒ダイニング栄三郎さん厳選『銘柄を楽しむ会(石川県のひやおろしを楽しむ会)』(第7回)に参加しました。以前、ランチ等で栄三郎さん利用させてもらってから、お酒とお料理、オーナーの人柄、そしてオーナーを支える奥様・息子さん等などお店全体のファンになってしまいました。

そんな栄三郎さんですが、専門家を招いてトークショー形式でお酒・お料理、そして参加者同士の対話も楽しめる『銘柄を楽しむ会』を開催しているとのことで今回初めて参加しました。会場は、同じく浦和にある「ちゃんこ市川」(浦和ワシントンホテル内)で開催され、美味しいお料理とともに会を愉しむことができました。

今回は、庄田酒販の三代目(庄田悠斗さん)が来訪され、元・蔵人としてお酒造りの経験もある方から、石川県のお酒に関する貴重なお話しを伺うことができました。堪能させていただいた石川県のお酒はこちらです。でいただいたり、でいただいたり。首都圏ではほどんど出逢うことのない希少な秋の限定品とのことです。
『常きげん』山廃純米原酒(乾杯酒)
『池月(いけづき)』純米ひやおろし
『加賀ノ月(かがのつき)』純米吟醸ひやおろし
『加賀ノ月』純米生原酒 赤札
『宗玄(そうげん)』生酛純米酒生詰め原酒

当日の素敵なメニュー

庄田酒販の三代目のお酒説明を聞きながら、前菜とともに乾杯酒からいただきます。乾杯酒ですがお替りもいただきます。

『常きげん』と前菜3点盛り
続々といただきます。お替りも自由です(飲みすぎは注意)。
どのお酒もおいしく、お料理とのマッチングも完璧でした。どれもおいしくいただきましたが、
今回の私の一押しは、『宗玄(そうげん)』でした。
美味しいとんかつと『宗玄』。

”宴もたけなわ”の状態で盛り上がったところで、庄田酒販 三代目からの豆知識のご紹介がありました。”たけなわ” ⇒  漢字では「とりへん」に「甘い」、『酣』、と書くそうです。そしてこの意味は、お酒の発酵と同じようにだんだんと醸されてきた(甘くなってきた)という意味で、『宴』や『その場』等が盛り上がった状態という由来だそうです。そのようなお話を聞いて今回の会はお開きとなりました。(おもしろい)

栄三郎さんと庄田酒販さんが厳選した今回のお酒、そしてちゃんこ市川さんのお料理も本当に愉しむことができました。それに加えて、同席させていただいた参加者の皆さんとの会話もその場の雰囲気を盛り上げてくれたました。コラボとシナジー効果ですよね。

佐渡に行った際に感じたサプライチェーン全体で語り掛けてくれる感覚は我々消費者にとって非常に重要なポイントだと思っています。地元の身近なところで既にコラボレーションがあったことを私が知らなかっただけで、今回は非常に貴重な体験をすることができました。次回も都合のつく限り参加させていただきたいと思います。また、石川県も訪問してみたいリストに再掲しましたので機会を見つけて伺いたいと思います。


【追伸】

現在、埼玉県地酒を盛り上げるための調査研究事業を手掛けていますが、同席した方々に埼玉県の酒蔵について質問したところ、埼玉県に30蔵以上の酒蔵があるということもご存じありませんでした。埼玉県民で日本酒好きでありながら、このような状況である現実に鑑みると、伝統産業・地域産業の活性化にとって、やはり取り組む価値はあると私は改めて思いました。研究会メンバーの皆さんと活動継続していきます。


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