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ゆで卵で想像力を鍛える。
温度って目で見えない物なので、温度計で測ったり、触ったりして確かめることが多いです。
料理人の頭の中は調理しながらこの温度を想像します。
1、ゆで卵
お店ではウフマヨと言ってゆで卵にマヨネーズをかけたシンプルな料理があるのですが、ゆで加減を時間と感覚で調整します。
黄身に火が入りながらトロッとした状態は7分です
卵のサイズによって若干違いはあるものの一般のスーパーで売られているM寸で
冷蔵庫から出したてを、沸騰したお湯に入れて7分。
茹で上がったら、冷水に落として殻を剥きます。
7分は黄身に火が入る直前で、ゆで終わるイメージです。
冷水に落とした時も中心はまだ温かく予熱で火も入っていきます。
この時、冷水にすぐに落とさず、室温におくとゆっくり中まで火が入ります
あまり生っぽいのが好きでない方は室温に1分おくと、固めの半熟卵に出来ます。
2、お肉
お肉も基本的には同じ感覚です。
冷蔵庫から出したてのお肉を急に熱々のフライパンで焼いても中まで火が入るのは、時間がかかるし、表面の水分が飛んで、パサついてきます。
薄いステーキ肉の場合は逆にこれを利用して、中はレアにするために、表面だけを熱いフライパンで焼くのも一つです。
3、想像力を広げる
1、2、は料理の想像力でしたが実際のレストランでは、客席の様子やスタッフの動きも想像しながら進めます。
あそこのお客様はゆっくり談笑しているし、もう少し時間をかけよう。
今、ビジネスのお客様が入られたから、ひょっとして1時間も時間がないのではないかな。
想像して準備すると、急な対応も想定内になってくるのでストレスの軽減や仕事の進み方や気持ちのもちようまで変わってきます。
イメージを広げる力って大事ってお話でした。
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