【前編】韓国女性アイドルにハマるまで

わたしのなかの「アイドル」は、ジャニーズだった。いままでは。

■ジャニーズうまれ、ジャニーズ育ち

中学2年のころ、友達の影響で嵐を好きになった。その友達以上にハマってしまい、親におねだりして高校1年のときファンクラブに入会。アラサーになった今でも会員を継続している。

 嵐がぐんぐん人気を伸ばしていたころ、AKB48をはじめとした日本女性アイドルグループと、K-POPもブームがきていた。
K-POPは東方神起、BIGBANG、少女時代、KARAなど数多くのグループが日本デビューし、音楽番組に出演していた。それをみてハマった友達や後輩が、下敷きやプリクラにハングルで落書きしていたのをよく覚えている。
 
その波には影響されず、わたしは関ジャニ∞が好きな友達とずっとジャニーズの話をしていた。シングルを貸しあったり、休みの日はDVDを持ち寄ってライブ映像をみたり。カラオケではジャニーズの曲ばかり入れて、踊りながら歌っていた。

ジャニーズ、そのなかでもとくに嵐が、わたしのなかでの「アイドル」だった。

■青天の霹靂

去年の春ごろ、ふと「宮脇咲良ちゃんは今なにをしているんだろう」と思った。
元HKT48のメンバーで、在籍中に日韓合同アイドルグループIZ*ONE（アイズワン）で海外デビューを果たしたビッグアイドル。韓国グループはおろか、日本の女性アイドルすらよくわからないわたしでも知っていた。

IZ*ONEでの活動が終了し、所属していたHKT48も卒業。ニュースで報道していたのをなぜか突然思い出した。いったいどこで、何をしているのだろう。

調べてみると「LE SSERAFIM（ルセラフィム）」というグループで再びデビューしていた。

LE SSERAFIM Japan official site

また渡韓したんだな～と思い、そのままの流れでデビュー曲「FEARLESS」をYouTubeで視聴。それが韓国女性アイドル沼への第一歩だった。

な、なんだこれは……！！
めちゃくちゃイイ……！！！！！

まずダンスのキレが想像以上。個々のダンススキルに加えて、メンバー全員の動きがシンクロしている。非常に綺麗で感動した。

それと歌。言語がちがうため歌詞はわからないが、それでもカッコいい！！！もともと歌詞よりリズムを重視して曲を聴くし、アップテンポを好むのでそこが刺さったのかもしれない。なんだこれは……最高じゃん……！！

歌もダンスも頭から離れなくなってしまった。その日から、ルセラが出演した音楽番組をYouTubeでひたすら漁りまくった。

■韓国番組のココがすごい！

さまざまな映像をみるうちに、日本と比べて韓国アイドルの音楽番組は格段にいいなと思うようになった。その理由は、下記の3つの要因が大きい。

①公式チャンネルで配信している

誰かが録画したものや盗撮した動画ではなく、ちゃんと公式がアップしてくれている。そのため画質がいいし、安心して視聴することができる。サムネもわかりやすい。

Mnet K-POP

日本はテレビだけで放送し、動画配信サービスにはアップされない。それもひとつの手かもしれないが、スマートフォンが普及した今、いつでもどこでも手軽に動画を視聴できるほうが消費者的にはありがたい。

②ファンカムがある

ファンカム(FanCam)とは、メンバーひとりに密着するカメラ映像のことを指す。

基本的にカメラは歌っている人を映すので、後ろや横で踊っている人は画面からフレームアウトしてしまう。しかし韓国ではファンカムが導入されているので、歌っていないときの推しもみることができる。

ファンになればちょっとした仕草も気になるので「このときマイク直していたんだ」とか「めっちゃ横に移動している！」など、メンバーの些細な動きもわかるのは本当にうれしい。

↑さくらちゃんと同じグループ、そして日本人のカズハちゃん。スーツでの足上げがカッコよすぎるのでみてほしい。

ジャニーズもたまにファンカムが特典で導入されていることがある。（日本だと定点カメラのほうが伝わる）
以前より普及してきているとは思うが、韓国の需要がすさまじく、どうしても比べてしまう……。
ファンカムはファンにとってメリットしかないので、日本でももっと普及してほしい。

 ↑こちらはaespa(エスパ)のウィンターちゃん。最高にかわいいのでみてください。

③1曲フル披露

日本の音楽番組はだいたい2番をとばす。1番→ラストサビ前Cメロ→ラストサビの形に変更し、披露してくれる。
どの番組もコラボやアンケート結果発表などの企画が組み込まれており、枠に収めるためにもそうなってしまうのだろう。

しかし韓国は1曲フルで歌うし、1曲分の振り付けがある。よく「1番より2番がいいんだよ！」というセリフを耳にするが、これに関しては完全同意。日本もみんなフルでパフォーマンスしてくれ。

+α  衣装やメイクのバリエーション

あと女の子はとにかく衣装がかわいい。そしてその衣装に沿ったメイク、髪型、ネイルをみるのも楽しい。
髪に関してはしょっちゅう色が変わる。それなのに全然傷んでいないし、つやっつやのサラッサラ。
お肌もツルツルで、まつ毛も一本一本しっかり上を向いている。

↑aespaは基本的にメイクがゴリゴリで、自分でやらない分みていて楽しい。

表舞台に立ち、なおかつアイドルだから当たり前なのかもしれないが、びっくりするくらいかわいくて綺麗。思わず「귀여워(クィヨウォ)……」とつぶやいてしまう。（韓国語で「かわいい」）

↑IZ*ONE時代のサクラちゃん。ピンク似合いすぎるのでみてください。

■後半へ

そんなこんなでわたしは、にわかながらも韓国女性アイドルの沼へと順調に沈みつつある。

そして昨年、運良くチケットが当たり、とある韓国女性アイドルグループのライブへ行くことができた。
その感想は後半へとつづく。

【追記】後半かきました！よろしければこちらも読んでみてください！