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エジプト南部で受けた恩恵。一生の思ひ出

私はバックパッカーで現在26ヶ国訪問しております
大学4年の夏休みには1ヶ月で13ヶ国飛びまわる
弾丸世界一周も果たしました。

その世界一周中に起きた出来事です

私はエジプト南部に位置する
「アスワン」という都市から「ルクソール」
という都市に電車で行こうとしていました。

しかし、面倒臭がりな私は事前に電車の乗り方を調べずに
とりあえず駅に向かいました

アスワンの駅には改札がなく、
どうやら電車の中で切符を購入するようです

駅のプラットホームでウロウロしていた時に
私の方をじっと見つめてきた1人の男性こそが
私を救ってくれた恩人です。

駅でウロウロしている外国人ですので
写真を求めてられたり、
話しかけられたりしました。

しかし、その恩人だけ私に近寄ることなく
じっと見つめてきたのです

そのまなざしは
「何かお困りでしたら話しかけてください」
と言わんばかりの優しい目をしていました

旅をしていくと感覚的に
「こいつやばいやつ」やとか
「この人は大丈夫そう」などが
わかってきます
大体話しかけてくる奴は危ないやつですが。

なんとなくこの人ならルクソールまでの
道のりを教えてくれそうと思い話しかけました

するとその恩人は私が乗るべき電車が来たら
教えてくれるといい
私はプラットホームにある店の中で待機していました。

しばらくすると電車が到着し、その恩人に私は呼ばれました

私が電車に入る前におりがとうとお礼をし
ここで別れるのかと思っていたら
まさかのその恩人も電車の中まで入ってくるのです

そして私の座席を見つけてくれたのです
電車は自由席ですが空いてる場所を教えてくれました

空いてる座席に座りようやくここでお別れかと
思っていたらまさかの
私の座席の横でずっと立っているのです

どうやら私の警備をしてくれてるようです
更には切符の買い方まで教えてくれました。

アスワンからルクソールまでの道のりは
電車で約3時間もかかります

当時のエジプトの気温は35度を超える猛暑で
天気は快晴。1日で日焼けし肌が丸焦げになります。
周りを見渡しても砂しかなく一面茶色で
水の流れる音さえも欲していました。

私が持つ飲み物は駅で事前に購入していた
1.0Lの水1本だけです。

3時間かかるなんて予想もしていませんでしたので

車内とはいえエアコンなどの設備は当然なく
窓が開いているだけでした。

水を節約しながらちまちまと飲んでいたが
ついに飲み干してしまいました。

水がなくなり喉がカラカラで脱水症状寸前の
私を見てその恩人は私に水をくれたのです。

本当に助かりました。

アスワンから出発して1時間ほど経過したとき
恩人が次の駅で俺は降りるといってきました
そのとき、最後に俺と一緒に写真を撮ってくれと
言われました。

ここまでお世話になりながら見返りは写真だけでいいのか
海外では日本人は裕福にみられるためにお金をせびられる
経験を山ほどしてきましたが
恩人はお金を一切求めてきませんでした。
ここでもまた衝撃を受けました

別でも紹介したいのですが
アスワンという都市はめちゃくちゃ親切で
超オススメします!!

写真撮影も終わり恩人が電車を降りる前に
座席の移動を命じられました。

指定された座席の前には2人別の男性が座っており
着ている衣装も他の人よりもしっかりしています。

そうです、警官の前に案内してくれたのです

恩人が駅から降りた後の私の警備は警官がしてくれました

その警官も超親切で、電車内を徘徊している売り子から
食べ物をもらい、それを私にくれるのです
また7アップルという炭酸飲料までもくれるのです。

車内の乗客者も私に興味津々で
リュックを上の棚に置けるよ。など
親切に教えてくれました。

それから残りの時間を乗客と一緒に楽しく過ごせました。

さいごに
本当にこの経験はこれまで訪問してきた中で
最も印象に残る出来事でした
是非エジプトに訪問する際はアスワンをお勧めします!!

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