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【シブヤノコレカラ#5】18歳からみる未来のシブヤ



森田ゆきが社会課題と向き合い、渋谷の街ではどんな解決方法が考えられるか、ゲストと共にトークする「シブヤノコレカラ」。月に2回、土曜の朝にインスタライブで配信しています。(今回は変則的に日曜夜に配信しました。)
今回のテーマは「18歳からみる未来のシブヤ」。ゲストは18歳を迎え、今回選挙支援活動も行っている娘の森田ゆいさん。選挙や政治について親子で話しました。

知的好奇心をきっかけに選挙活動に参加

――娘のゆいさんが選挙を手伝うようになった経緯について教えてください。

森田:経緯としては、私から手伝ってほしいとお願いしたわけではなく、本人から手伝いたいという申し出がありました。娘だけではなく、友人にも声をかけてくれてコアメンバーとして4人の18歳チームがいます。街頭活動だけで考えると、さらに輪が広がっているところです。

――ゆいさんはなぜ選挙活動に関わることにしたんですか?

ゆい:お母さんを応援したいという気持ちが一番ですが、なかなか関わる機会の少ない選挙に興味がわいたからですね。18歳になり、時期的にも大学進学の前の春休み。今回の選挙は、私にとってちょうどよいタイミングでした。もともと政治に特別興味があったわけではなく、未知なことを知りたいという思いで参加しています。

――具体的にはどんなことをやっていますか?

ゆい:18歳チームでは朝の街頭活動や動画制作を行っています。政策を考えるところにも参加しており、それが結果として動画という成果物に繋がっています。

――ゆきさんはどのように18歳チームを見ていますか?

森田:とても心強く思っています。街頭活動でも周囲の反応をよく見てくれていますね。それを踏まえて対策会議まで開いてくれる。自ら動くから吸収が早いですね。

身をもって感じた世代間ギャップ

――ゆいさんが活動してみて印象に残っている出来事はありますか?

ゆい:完成してから政策を見たのですが、若者視点だとなぜその課題に取り組むのか疑問に思い、区民の方にアンケートをとってみました。すると、結果は私たちの予想とはまったく違っていました。世代による考え方の違いを知る印象的な出来事でしたね。

――大変だったことや苦労したことはありますか?

ゆい:現職議員としての活動がある中で、選挙活動を両立する難しさです。政策や思いはやはり本人の口から伝えるのが一番だと思うのですが、忙しくてなかなか予定が合いません。思った以上に時間がないと感じます。また、私たちが選挙について無知なので、すべてが手探り。スケジュール管理が上手くいかず歯がゆい思いをしています。

森田:スケジュールについては、時間が合わない厳しさはありつつも、現職だから提案できることもたくさんあります。今回の選挙は、現職として迎える初めての選挙。負けられない思いも強いです。

選挙から学んだ「信頼を築く」ということ

――最も関心の高い政策はどれですか。

ゆい:学生の海外派遣後の事後研修に関する政策です。私自身、中学生の頃に渋谷区の海外研修プログラムに参加し、将来に大きな期待をもって帰国しました。ところがまだ中学生だったため、具体的なアクションに移せないまま時間が経ってしまったんです。帰国後もフォローすることで、次世代リーダーの育成やインターンシップなどに繋げていけたらいいですね。自分自身の経験から、私もぜひ関わっていきたい政策です。
ちなみに今回の18歳メンバーのうち3人は、海外研修プログラムでシルコンバレー研修に参加したメンバーです。

――母としてではなく、議員として、ゆきさんをどのように見ていますか?

ゆい:私以外の18歳チームのメンバーや支援者への接し方を見て、改めてお母さんの人間性が見えてきた気がします。人から応援されるような人じゃないと議員にはなれません。いつでも感謝を忘れず、謙虚でいること。母を見ているとこうした姿勢が応援したい気持ちをつくっていくのかなと感じます。

――ゆきさんはゆいさんの思いを聞いてどうですか?

森田:4年間活動してきましたが、自信があるわけではありません。みんなにいい顔をしていると思われることもあります。それでも、議員として、みなさんからの付託にこたえることを忘れないように心がけてきました。それが伝わっているとしたら嬉しいです。


若者がつくる未来の渋谷

――ゆいさんは渋谷という街をどのように見ていますか?

ゆい:私もそうですが、渋谷に生まれ育った人こそ渋谷のすごさに気づいていないのではと思います。私も渋谷の魅力に気づいたのは、高校生になり遠征に出るようになってからでした。渋谷区なら何でもできるし、いろんな人に会える。渋谷と聞くだけで集まりたいと思ってくれる人もたくさんいますよね。コミュニティの拠点にもなりやすく、中心になれる場所だと思います。

――質問で18歳としての「真っ白な発言」を聞きたいというのがきています。

ゆい:今回選挙活動に関わってみて、これまで世の中のいろいろなことを知ろうとせずに生きてきたなと思いました。行政は全員のセーフティーネットであり、全世代のことを考慮するべき。若者に向けた政策がないわけではないが少ない。高齢者向けの政策の方が共感され、候補者として支持されるのではないか、と違和感を感じたりもします。

1人の人間として素直に行動する

――ゆきさん、若者との選挙活動を通して改めて感じていることを聞かせてください。

森田:18歳チームと一緒に活動してみて、純粋な問いかけをたくさんもらいました。たとえば言葉。行政もカタカナ用語を使うことが増えて、政策がわかりづらくなっていると感じます。言葉が分からないと、世代を超えて分かり合うことができない。どんな世代にも、また、外国人にもわかるやさしい日本語を使う必要があると思います。

「誰のために、何をするのか」ということもよく言われます。ルールやこれまでのやり方を押し付けるのではなく、様々な立場の人に向き合って話を聞くことを大切にしていきたいですね。

今回娘に言われたのが、「お母さんはお母さんが思うように生きたらいい」ということ。素直に思いのままに行動する18歳の若者を見ていて、まさにそのことを学びました。年だから、女性だから、議員だから、というのではなく、一人の人間として必要だと思うことをやっていきたいです。18歳チームからは起業するという話も出ていて、頼もしさを感じますね。

次回のモーニングライブは、4月8日(土)8:00~。
ライブは森田ゆきのinstagramからご覧ください。

過去のライブのレポートはこちらからご覧いただけます。


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