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渋谷区の『ICT 教育』とは?


はじめまして。 今回の学生インターンのコラムを担当させていただきます、大学二年生の佐藤颯(さとう そう)と申します!
コロナウイルスの感染拡大に伴い、自粛期間が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?


私も大学の授業がオンライン形式で実施されたり、当初計画していた予定が中止になったりと、落ち着くことができない生活が続いております。
しかしこのような時だからこそ、自分の住んでいるまち、自分の好きなまちについて知識を深めてみてはいかがでしょうか。

そこで今回の学生コラムでは、学生インターンの私が注目する、渋谷区ならではの政策を ご紹介させていただきたいと思います!

今回のテーマはこちらです。
渋谷区の教育〜学校の授業に◯◯が導入!? 渋谷区の『ICT 教育』とは?〜

私は現在大学二年生で、それなりに若いと自負しておりますが(笑)、自分の小学生時代には考えられなかったことが渋谷区で実現されています!
そもそも、「ICT 教育」という言葉を聞いたことがあるという方はそこまで多くはいらっしゃらないのではないかと思います。
しかし、現在の私たちの日々の習慣になくてはならないテクノロジーは、教育にも革命をもたらそうとしています!
今回は学生インターンの目線から、3 つの段階を踏みながら「ICT 教育」の実態に迫ります!

1、そもそも、ICT 教育とは?

そもそも、「ICT」は Information(情報)Communication(伝達)Technology(技術)の 3 つの頭文字から成っています。
つまり、ICT 教育とは、この 3 つの要素を組み合わせたもので、 学校の授業にタブレット端末や学習ソフトなどを導入して、情報活用ができるお子さんを 育てる教育システムのことです。
渋谷区では平成 29 年 9 月から、区内の公立小中学校へ通う児童生徒に対し、一人一台のタ ブレット端末を貸与し、ICT 教育を推進しています。
小・中学生などがタブレット端末を用いて授業に臨む時代になったのですね! 少し信じがたいですが、ICT 教育にどういった凄さが隠れているのかをご紹介させていただ ければと思います!

2、ICT 教育の導入に至った背景は?

まずは ICT 教育導入に至った経緯や目的などについてお話しさせていただきます。
経緯は主に4 つございます。

(1)近年の社会の IT 化に伴い、教育制度も変化していくこと。
(2)2020 年度から変わる、文科省が決めた教育指導方針に対応すること。
(3)大学受験制度の改革に伴う教育の見直しがあったこと。
(4)教職員の多忙化が深刻な状況になっていること。

冒頭にもございました通り、私たちの生活には欠かすことのできないテクノロジーこそが、 社会の変化についていく唯一の手段です。 生徒たちがリアルタイムで社会の変化についていくことができるよう、教育が設計されるべき、という渋谷区の強い意志を伺うことができますね。
これらの経緯からわかる渋谷区としての目標としては、以下の 3 つが挙げられると思います。
・今後求められる情報活用能力を早期から養い、同時に基礎学力を上げること。
・教職員の負担を軽減することで、より子どもたちと接する時間を増やすこと。
・教育にタブレットで収集したデータを用い、教育効果の可視化を行うこと。


ICT 教育は現代社会の変化に伴うものだということがわかりましたね!
私の通う大学でも、同じように情報活用能力を求められる機会が非常に多いです。このような機会を早い段階から持つことで、今後の学力向上が期待できると思います。
続いては渋谷区の ICT 教育の魅力をお伝えしてまいります!

3、ICT 教育のここがすごい!

記事を書くに際して調べていく中で、私は ICT 教育のたくさんの魅力を発見いたしました!
今回はそのうち 3 つをご紹介させていただければと思います。

(1)「いつでも」「どこでも」学習ができること!
まず第一に感じたことが、学習をする際に時間や場所を考慮する必要がないことです。
ICT 教育の魅力の大きな点として、学校と家庭内で同じ学習環境を整備することで、生徒の 学力向上が期待できる点があります。

私は、「タブレットは校内では使うことができるが、持ち帰ることはできないのでは?」と思ったのですが、生徒はタブレットを家に持ち帰り、授業中と同じように使用することで学習ができるそうです。
個人的に、時間や環境を選ぶことなく授業の復習をできるというのは、本当に魅力的な教育システムだと感じました!
しかし、ICT 教育の魅力はこれだけではありませんでした...

(2)生徒一人一人に合った学習機能がある!
ICT 教育、凄すぎて汗をかいてきました。
渋谷区で導入される ICT 教育では、小1~高 3 までで、ドリルの問題は合計 21,000 問以上、 動画は 11,000 本(1,600 時間)以上も用意されていて、生徒の学習状況に応じて内容を設定できます。
今までは個別の学習塾などでやっていたサービスが、公立の学校で受けられるようになったのではないでしょうか?

また、書いたノートは生徒間で共有することができ、意見交換や他の生徒の考えを得るのに最適な機能もあります。 最近はディスカッション形式の授業も増えてきているそうで、これがあれば学生も先生もモチベーションを高くして勉強することができそうですね!

(3)ハード面でもソフト面でも安心の設計!
ここは保護者の方々が一番気になる部分ではないでしょうか? お子さんがタブレットなどを持った時に、危険なサイトに入ってしまい事件に巻き込まれ るケースは少なくありません。
しかし、ICT 教育で使用されるタブレットにはそのようなサイトを閲覧できない設定になっ ているだけではなく、最新のウイルス対策ソフトも備えているので、ソフトの面で安心の設 計になっています。
また、すごいのはハードの面も同様です。 年齢が若い子どもが使用するので、万が一落としてしまった、水の中に入れてしまったとい うこともあるかと思います。
しかし、ICT 教育で使用されるタブレットはそのような衝撃などにも強い設計になっており、 安心して使用することができます!
また、ブルーライトカットや利用時間制限などの機能も備わっており、目や姿勢が悪くなら ないような姿勢を防ぐこともできます。
渋谷区の ICT 教育では、あらゆる面での安全性が考慮されていて、本当に学習だけに集中できる環境づくりに最適なものだと思います!

出典:渋谷区ホームページ(学校教育への取り組み>ICT 教育) https://www.city.shibuya.tokyo.jp/kodomo/gakkou/torikumi/ict.html

まとめ

渋谷区で導入された ICT 教育について解説してまいりましたが、皆さんいかがでしょうか?
私個人としましては、生徒にとっても、保護者にとっても、先生にとっても学習に集中でき る環境づくりが整っていると感じました。 学生インターンとして渋谷区と携わる中で、自分もこのような教育を受けることができれ ばと感じたことがあり、渋谷区⺠の皆様を羨ましく思います!
今回の記事は渋谷区の ICT 教育ということで、 現在システムを利用されている方はもちろん、これからお子さんがご入学される保護者様にも読んでいただき、ご参考になればと思いご紹介させていただきました。
これからも私自身が渋谷区生に関わる中で、たくさんのことを学び、皆さまにお届けするこ とができればと思います!
今後とも、森田ゆき事務所一同、精一杯精進してまいります。 改めまして、よろしくお願い申し上げます。

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