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インクジェットプリントに特化!新規上場企業分析!〜株式会社ビーアンドピー〜

みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。

2019年の新規上場企業から開始し、現在、2019年マザーズ上場企業64社分中31社掲載、残り33社です!
本日時点(6/24)で2020年のIPO数が20社ですので、合計残り53社です!

IPO企業分析第32弾!本日は、株式会社ビーアンドピーさんです。

毎度のことながら、間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください!
また、こんなこと追加で記載してほしい、などの心優しいご意見がありましたら、いつでもご連絡ください!

※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報や最新の決算資料等を元に作成しています。

「株式会社ビーアンドピー」概要 ※新規上場時

■設立日  :1985年10月22日(上場承認日:2019年6月19日)
       ※上場承認まで33年と240日
■従業員数 :173人(単体)
■本社所在地:大阪府大阪市西区江戸堀二丁目 6 番 33 号
■市場   :マザーズ
■代表者名 :和田山 朋弥

■事業内容:
業務用インクジェットプリンターを使用した販売促進用の広告制作、 インテリア等の生活資材・製品制作

■経営理念・ミッション・ビジョン:
理念:より良い働きを通じて 全従業員の物心両面の幸せを創造し 社会へ貢献しよう
ミッション:インクジェット技術を、世の中、日本社会、市民生活の発展のために普及させる

主要年間指標
2018年10月期(上場対象期) → 2019年10月期

■売上    :2,407,247千円 → 3,011,486千円
■経常利益  :553,353千円 → 426,218千円
■純利益   :543,562千円 → 311,120千円
■時価総額初値:55億円(初値PER10倍)
※以下、2019年10月期の有価証券報告書

現時点の時価総額 :25億

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過去5年間での社名検索回数推移

ビーアンドピー社の検索回数は、ミャンマーの首都「ネピドー」とほぼ同じ検索回数で、上場時に大きく上回っています。

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ビジネスモデル概要と図解(独自作成)

ビーアンドピー社は、業務用の大判インクジェットプリンターを使用し、プリント・加工・納品までをワンストップで行うインクジェット出力事業を展開しています。

広告代理店、広告制作会社、印刷会社、デザイン会社等からの「販売促進用広告物の制作」や、ゲーム機メーカーが取り扱うプリントシール機の外装カーテン、インテリアメーカーやインテリア専門商社が取り扱う、内装壁紙や床材等の「生活資材・製品制作」等を行っています。(2019年10月期 決算説明会資料より抜粋)

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販売市場は以下の4つに区分されます。
・販売促進用POP・什器製品を主な商材としたセールスプロモーション市場
・店舗・商業施設・展示会など屋外広告物で使用するサイン製品を商材としたサイングラフィックス市場
・テーブルクロスやファブリック素材など布地プリント製品を商材としたテキスタイル市場
・壁・窓・床を中心とした壁紙やカーテン、内装インテリア製品を商材とした内装インテリア市場

ビジネスモデル図は下記の通りです。

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トピックス

・各事業セグメントの売上は下記の通りとなっており、販売促進用広告制作の売上シェアが大半を占めています。
 販売促進用広告制作:2,550,164千円
 生活資材・製品制作:461,322千円

・プリントシール機を多く取り扱うフリュー株式会社の売上シェアが約11%と、非常に重要なパトロン顧客となっているようです。
 2019年10月期:333,158千円(11.1%)

・今後は、これまでの業界だけでなく、建材業界へチャレンジを行う模様です。(2019年10月期 決算説明会資料より抜粋)

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まとめ

今回は、インクジェットプリンターを活用したインクジェットプリント事業を総合的に展開しているビーアンドピーさんの分析記事でした!

インクジェットプリントの業界は詳しくありませんが、この業界においても、イノベーションは起きているんだな、と感じました。(以下、2019年10月度有価証券報告書より抜粋の一文です)

「プリントスピードが大幅にあがり、また出力解像度が向上したことにより、従来の手間やコストが大幅に削減され、オフセット印刷市場へインクジェット業界が進出していくことが可能となりました。」

このように、新しいイノベーションに対して、適切にサービスを展開していくことはどの業界にも通ずる重要なことだと改めて認識させて頂きました。

今後の拡大に期待です!!

それでは、また次回!!



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