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不動産業界に特化!新規上場企業分析!〜リビン・テクノロジーズ株式会社〜

みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。

2019年の新規上場企業から開始し、現在、2019年マザーズ上場企業64社分中28社、残り36社です!
本日時点(6/19)で2020年のIPO数が20社ですので、合計残り56社です!

IPO企業分析第29弾!本日は、リビン・テクノロジーズ株式会社さんです。

毎度のことながら、間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください!
また、こんなこと追加で記載してほしい、などの心優しいご意見がありましたら、いつでもご連絡ください!

※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報や最新の決算資料等を元に作成しています。

「リビン・テクノロジーズ株式会社」概要 ※新規上場時

■設立日  :2004年1月15日(上場承認日:2019年5月24日)
       ※上場承認まで15年と129日
■従業員数 :55人(単体)
■本社所在地:東京都中央区日本橋堀留町一丁目 8 番 12 号
■市場   :マザーズ
■代表者名 :川合 大無

■事業内容:
WEBテクノロジーと不動産を融合した不動産会社比較バーティカルメディア「リビンマッチ」の企画・開発・運営等

■経営理念・ミッション・ビジョン:
理念:インターネットを利用して、人々の生活に密着した手放せないサービスを提供し、世の中に必要不可欠な企業になる

主要年間指標
2018年9月期(上場対象期) → 2019年9月期

■売上    :1,825,897千円 → 1,872,935千円
■経常利益  :251,064千円 → 260,816千円
■純利益   :176,258千円 → 170,757千円
■時価総額初値:119億円(初値PER63倍)
※以下、2019年9月期の有価証券報告書

現時点の時価総額 :26億

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過去5年間での社名検索回数推移

リビン・テクノロジーズ社の検索回数は、業界特化のBtoBビジネスを展開していることからか、検索回数表示はありませんでした。

ビジネスモデル概要と図解(独自作成)

リビン・テクノロジーズ社は、不動産・住宅業界に特化したインターネットマーケティングサービスを展開しており、「リビンマッチ」というバーティカルメディアを活用し、不動産所有者と不動産会社をマッチングするプラットフォームサービスや不動産会社に向けてブランディングサービスを展開しています。

「リビンマッチ」においては、不動産所有者の「売りたい」「貸したい」「管理してほしい」といった様々なニーズに対応するサービスを提供しています。

ビジネスモデル図は下記の通りです。

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トピックス

・バーティカルメディアとして展開し、不動産に特化し、不動産会社を多く顧客として保有していることは間違いなく強みの一つと考えます。

・不動産会社の加盟企業数は2019年9月末時点で2,605社、2018年9月末時点で2,478社、と1年間で約130社増加しています。(2019年9月期決算説明資料より抜粋)

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・収益モデルとしては、反響課金=問い合わせ獲得1件当たり@何円、というモデルと、上限設定ありの定額課金モデルを構築し、継続的な事業基盤の構築を行っています。

・有名な類似のバーティカルメディアサービスとしては、エイチーム社が展開する「引越し侍」などがあります。
バーティカルメディアにおいては、バーティカルにすることで、その業界特有の記事掲載やフォームの最適化などが可能となり、ユーザー満足度の高いサービス設計が行うことが可能です。

・セグメント別の売上は下記の通りで、マッチングビジネスが大半を占めています。
 マッチング  :1,604,360千円
 ブランディング:268,575千円

・バーティカルメディアは、ユーザーのWEB集客が非常に重要になるため、SEOやWEB広告(主にGoogle広告(検索連動型広告)等)を強化・最適化をすることが重要です。
リビン・テクノロジーズ社はSEO対策のためのソフトウ エア購入として7,950千円を計上しています。
また、広告宣伝費は営業収益1,872,935千円の52.1%(約975,799千円)となっています。

まとめ

本日は、不動産業界に特化したWEBサービスを展開するリビン・テクノロジーズさんの分析記事でした!

バーティカルでビジネス展開を行うことはすごく重要だと認識させられました。
特に不動産市場のように、非常に市場規模の大きい分野で展開する戦略が素晴らしいですね。今後のさらなる拡大に期待です!

それでは、また次回!!

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