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再生誘導医薬のバイオテック企業!新規上場企業分析!〜株式会社ステムリム〜

みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。

2019年の新規上場企業から開始し、現在、2019年マザーズ上場企業64社分中34社掲載、残り30社です!
本日時点(6/29)で2020年のIPO数が23社ですので、合計残り53社です!

IPO企業分析第34弾!本日は、株式会社ステムリムさんです。

毎度のことながら、間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください!
また、こんなこと追加で記載してほしい、などの心優しいご意見がありましたら、いつでもご連絡ください!

※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報や最新の決算資料等を元に作成しています。

「株式会社ステムリム」概要 ※新規上場時

■設立日  :2006年10月30日(上場承認日:2019年7月5日)
       ※上場承認まで12年と248日
■従業員数 :20人
■本社所在地:大阪府茨木市彩都あさぎ七丁目 7 番 15 号
■市場   :マザーズ
■代表者名 :冨田 憲介

■事業内容:
生体内に存在する幹細胞を活性化し、損傷組織の再生を誘導する医薬品・医療機器及び遺伝子治療等製品の研究、開発、製造、販売

■経営理念・ミッション・ビジョン:
理念:人体が本来備えている組織修復能力を引き出す「再生誘導医薬」をはじめとした最先端生命科学研究の成果をもとに、新しいコンセプトの治療薬を生み出し続けることで、世界の健康と幸福の実現に貢献する

主要年間指標
2018年7月期(上場対象期) → 2019年7月期

■売上    :200,000千円 → 100,000千円
■経常利益  :△327,338千円 → △722,594千円
■純利益   :△323,822千円 → △721,209千円
■時価総額初値:487億円(初値PER--倍)
※以下、2019年7月期の有価証券報告書

現時点の時価総額 :346億

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過去5年間での社名検索回数推移

ステムリム社の検索回数は、ウルグアイの首都「モンテビデオ」とほぼ同じ検索回数で、上場時以降上回っています。

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ビジネスモデル概要と図解

ステムリム社は、怪我や病気により損傷し機能を失った生体組織の機能的再生・治癒を促進する「再生誘導医薬」の研究開発事業を展開しています。

再生誘導医療は下記の説明をご確認ください。(企業WEBサイトより抜粋)

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大学等の研究機関やパートナー企業と共同で開発、試験等を行い、製薬企業に対して、医薬品のライセンス等を提供しています。

同社のビジネスモデルは下記となります。(2019年7月期 決算説明資料より抜粋)

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トピックス

・ステムリム社の研究開発を行う医薬品のターゲットは以下の通りで、非常に多くの疾患をターゲットとしています。(2019年7月期 決算説明資料より抜粋)

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・同社は、複数の開発を同時に進行していますが、その中でも、表皮水疱症、脳梗塞、心筋症を適応症とするHMGB1ペプチドの開発が先行しています。(2019年7月期 決算説明資料より抜粋)

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まとめ

今回は、再生誘導医薬の研究開発事業を展開するステムリムさんの分析記事でした!

この領域は私が全然知らない領域でしたので、こうやってビジネスを展開するんだ、という新しい気付きが非常に多くありました。

これからも、多くの開発を通して、適応症を拡大していってほしいです!

それでは、また次回!!

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