クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」を運営!新規上場企業分析!〜株式会社マクアケ〜
みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。
2019年以降の新規上場企業からピックアップし掲載しています。
IPO企業分析第48弾!本日は、株式会社マクアケさんです。
本記事は、ビジネスモデル理解のために作成しています。
間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください!
※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報や最新の決算資料等を元に作成しています。
「株式会社マクアケ」概要 ※新規上場時
■設立日 :2013年5月1日(上場承認日:2019年11月8日)
■従業員数 :48人
■本社所在地:東京都渋谷区渋谷二丁目 16 番 1 号
■市場 :マザーズ
■代表者名 :中山 亮太郎
■事業内容:
クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」の運営等
■経営理念・ミッション・ビジョン:
ミッション:生まれるべきものが生まれ、広がるべきものが広がり、残るべきものが残る世界の実現
ビジョン :世界をつなぎ、アタラシイを創る
主要年間指標
2018年9月期(上場対象期) → 2019年9月期
■売上 :958,003千円 → 1,344,217千円
■経常利益:156,189千円 → 127,312千円
■純利益 :112,890千円 → 89,014千円
■時価総額初値:297億円(初値PER239倍)
※以下、2019年9月期の有価証券報告書
現時点の時価総額 :1,226億
ビジネス概要
株式会社マクアケは、2013年5月に、株式会社サイバーエージェントの100%子会社として設立され、クラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」を運営しています。
同社の展開するサービスは主に下記の3つとなっています。
①「Makuake」サービス:クラウドファンディングサービス
②「Makuake Incubation Studio」サービス:企業の製品開発領域における各種インキュベーションサービス
③その他のサービス:
・EC(電子商取引)サイト運営サービス
・広告配信代行サービス
・Makuake SHOPサービス
・販路紹介サービス
同社のビジネスモデルは下記のとおりです。(2019年9月期有価証券報告書より抜粋)
トピックス
・クラウドファンディングサービスを運営する企業各社は、全体的に2020年4月以降の新型コロナウイルス感染症拡大をきっかけに急激に事業が拡大しており、マクアケ社も同様に大きく拡大しています。(2020年9月期第三四半期決算説明資料より抜粋)
・2019年9月期第4四半期における各種KPIは以下の通りであり、各指標が向上しています。各数値が拡大していることはもちろんですが、会員数が増えながらもリピート決済率が向上している点は注目です。
・アクセスUU :4,518,702(前期:3,816,866)
・会員数 :666,242(前期:457,128)
・リピート決済率:74.9%(前期:68.8%)
・2019年9月期におけるサービスの売上構成比は下記の通りであり、「Makuake」サービスが全体の約72%を占めています。
・「Makuake」サービス:977,722千円
・「Makuake Incubation Studio」サービス:158,340千円
・その他のサービス:208,154千円
・2019年9月期の広告宣伝費は「101,720千円」であり、2018年9月期の「22,606千円」に比較し、大きく増加しています。
まとめ
今回は、クラウドファンディングプラットフォームを運営するマクアケさんの分析記事でした!
クラウドファンディング自体は、社会に有益なサービスであり、地道に拡大しつつも、認知度などの面で課題があった印象でしたが、コロナウイルス感染症拡大を受けて、大きく成長することができた市場だと思っています。
これは、本質的に世の中の流れを捉えており、社会全体に必要とされるサービスであったからこそ実現できていると思っており、これからも大きく拡大していくものと思いますし、それを期待しています!
それでは、また次回!!
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