物件情報流通サービスを展開！新規上場企業分析！〜株式会社ツクルバ〜
みなさんこんにちは。
ご覧になって頂きありがとうございます。
2019年の新規上場企業から開始し、現在、2019年マザーズ上場企業64社分中33社掲載、残り31社です！
本日時点（6/27）で2020年のIPO数が23社ですので、合計残り54社です！
※6/26に3社新規で承認されましたね！
IPO企業分析第33弾！本日は、株式会社ツクルバさんです。
毎度のことながら、間違っている箇所などありましたら、いつでもご指摘ください！
また、こんなこと追加で記載してほしい、などの心優しいご意見がありましたら、いつでもご連絡ください！
※尚、記載の情報は、日本取引所グループの新規上場会社情報や最新の決算資料等を元に作成しています。
「株式会社ツクルバ」概要 ※新規上場時
■設立日 ：2011年8月22日（上場承認日：2019年6月28日）
※上場承認まで7年と310日
■従業員数 ：99人
■本社所在地：東京都目黒区上目黒一丁目 1 番地 5 号第二育良ビル 2 階
■市場 ：マザーズ
■代表者名 ：村上 浩輝
■事業内容：
IT を活用したリノベーション・中古住宅流通プラットフォーム 「cowcamo」を運営する「cowcamo(カウカモ)事業」および「働く場」をサブスクリプション型のサービスとして提供する「シェアードワークプレイス事業」
■経営理念・ミッション・ビジョン：
ミッション：「場の発明」を通じて欲しい未来をつくる。
主要年間指標
2018年7月期（上場対象期） → 2019年7月期
■売上 ：531,013千円 → 1,515,187千円
■経常利益 ：△486,813千円 → 7,451千円
■純利益 ：△401,721千円 → 10,735千円
■時価総額初値：191億円（初値PER--倍）
※以下、2019年7月期の有価証券報告書
現時点の時価総額 ：82億
過去5年間での社名検索回数推移
ツクルバ社の検索回数は、ベラルーシの首都「ミンスク」とほぼ同じ検索回数で、上場時以降上回っています。
ビジネスモデル概要と図解（独自作成）
ツクルバ社は、物件情報流通サービスや仲介サービス等を行う「cowcamo(カウカモ)事業」と、ワークスペースのシェアリングサービスを行う「シェアードワークプレイス事業」を展開しています。
シェアードワークプレイス事業では、主に以下の3つの事業を展開しています。
・コワーキングスペース「co-ba(コーバ)」
・スタートアップ向けオフィススペースレンタル「HEYSHA(ヘイシャ)」
・ワークスペースの仲介・設計等の受託サービス
ビジネスモデル図は下記の通りです。
トピックス
事業セグメント別の事業構成は以下の通りで、cowcamo事業が売上・利益ともにシェアを大きく占めています（売上約83％／利益約89％）。
・cowcamo(カウカモ)事業：売上1,268,596千円／344,117千円
・シェアードワークプレイス事業：売上246,591千円／41,259千円
・cowcamoの会員数は多く新調しており、連動して、取引件数及び取引額も大きく拡大しています。（2019年7月期 決算説明会資料より抜粋）
・cowcamoサービスはデータの活用やUXを強化しており、これにより多くのトランザクションを作っています。（2019年7月期 決算説明会資料より抜粋）
・cowcamo事業は、リノベーション住宅市場をターゲットとしており、この領域は、今後更に市場が拡大することが見込まれている、成長市場です。
中古マンションストックは、築年数25年以上の物件の割合が31.5%(2015年)から49.5%(2025年)に達する見込みのようです。（みずほ信託銀行「不動産マーケットレポート2016.5」）
（2019年7月期 決算説明会資料より抜粋）
まとめ
今回は、物件情報サービスcowcamo等を手掛けるツクルバさんの分析記事でした！
この領域は本当に拡大すると思いますし、ツクルバさんのように、データを活用したマーケティングを得意とする企業は、更に事業拡大が期待できますね。
今後のさらなる拡大に期待です！
それでは、また次回！！
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