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【ゲリラ豪雨①】急に激しく降ってくる危険な雨の対処法とは!!

【ゲリラ豪雨】とは
地球温暖化や大都市のヒートアイランド化などが原因となって
起こると言われている、
局地的突発的予測の難しい豪雨のことです。

【ゲリラ豪雨】は、正式な気象用語ではありません。
明確な一律の定義はなく、
その発生メカニズムも謎の部分が多いです。

気象庁では、
『ゲリラ豪雨』という用語は使用しておらず、
『急に強く降り、数十分の短時間に狭い範囲に数十ミリメートル程度の
雨量をもたらす雨』『局地的大雨』っと呼んでいます。

夏になると、
大都市ではまわりの地域よりも
気温が3℃〜4℃も高くなります。

これは、
エアコン・自動車のエンジン
建物のコンクリートやアスファルトから取り込んだ太陽の熱などで
熱が排出されるためです。

そのため、
強い上昇気流が生まれ、積乱雲を発達させやすくする
と言われています。

【自然に起こる集中豪雨】は、
積乱雲の発生から発達、移動までを
観測・予測できるため、
早めに警戒を促すことができます。

しかし、
【その場で発生、発達する積乱雲】は、
発生から降雨までの時間が短いため、
予測が難しく、対応が遅れがちで、
被害が発生しやすくなります。

近年は、局地的大雨いわゆる『ゲリラ豪雨』が
しばしば発生しています。

狭い範囲で生じるので、どこで降るのか予測が困難です。
早めの警戒が必要になってきます。

特に川釣りや川原でのキャンプやバーベキュー、
親水公園での水遊び、中小河川、アンダーパス、
周囲より低い道路などは、
『ゲリラ豪雨』の影響を受けやすいので注意が必要です。

では、どんな時に警戒が必要になってくるのでしょうか!?

【ゲリラ豪雨の前兆現象】

・真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなる
・雷鳴や雷光が見えたりする
・冷たい風が噴き出す
・大粒の雨やひょうが降り出す
などがあります。

ではそんな前兆を確認したらどうすればいいのか!?

①徒歩の場合と②車の場合で考えてみましょう。

①徒歩の場合
徒歩で移動している場合、まずは雨に濡れない場所に移動します。
コンビニやスーパー、商業施設、飲食店、市役所、公民館です。
ゲリラ豪雨の雨量は、傘を差していても全身がずぶ濡れになってしまいます。
河川の近くや土地が低い場所を歩いている場合、すぐにその場から離れて下さい。
ゲリラ豪雨によって河川が増水した場合、濁流に飲み込まれる危険性があります。
地下街や地下鉄の駅構内、ビルの地下街などにいた場合、水が流れてきて浸水することが考えられます。
ゲリラ豪雨の雨量は非常に多いため、浸水し始めてから避難しても間に合わない可能性があります。
また、地下にいる場合は自分で天気や自然現象を確認することが難しいので、緊急のアナウンスを聞いたら、素早く落ち着いて避難することが大切です。

②車の場合
車での移動中にゲリラ豪雨に遭遇した場合、最も注意すべきことは冠水です。
冠水した道路は、ゆっくり走っても早く走っても危険です。
冠水しやすい場所としては、交差した道路の下や線路の下をくぐるアンダーパスが挙げられます。
冠水した道路を走るのはかなり危険です。
水深がわからないため、水で見えない障害物があっても気づくことができないからです。
大丈夫だろうと思って進むと車への浸水が始まり動けなくなったというケースもあります。
仮にエンジンに浸水して車が動かなくなった場合は、修理をしなければ車は動く見込みがありません。
また、脱出できなくなり車に乗っていた人が溺死してしまった事故も起こっています。
車の水位が30センチメート〜90センチメートルなると、ドアは開かなくなります。
車が水没したらドアが開くうちに素早く避難しましょう。

【ゲリラ豪雨の前兆現象】を確認したら!
・真っ黒い雲が近づき、周囲が急に暗くなったらすぐに避難
・雷鳴や雷光が見えたら建物内へ避難
・冷たい風が噴き出したら注意
・大粒の雨やひょうが降り出したら建物へ避難

とにかく、
すぐにその場を離れ建物の中に避難です!!
浸水の恐れがある場合は、避難場など安全な場所へ直ちに移動をしましょう。
(ニュース・地域や、携帯電話などの防災情報をしっかりと把握しておきましょう。)

自分の命は自分で守るのです。


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