詩:04「最後のパレード」
一斉に放たれたスタートの合図
意味のない怒号が飛び交う
音を立てながら転ぶ缶コーヒー
ふるい落とされた僕みたいだ
皆遥か遠い先を行く追いつけないスピードで
一人取り残されたままゴールはまだ見えない
転落していく先に
前を向ける日は来るか?
欲しいものは手に入らない
満たされない感情今ここで捨ててしまえたら
歓声が鳴り響く
ここは酷く惨めなパレード
誰もなにもわからないまま
取り繕って生きている
ひび割れた仮面の下を
見えないように誤魔化しながら
いつかは終わるそう言って
最後の景色を思い浮かべる
この先のゴールを待ち望んで
昔から夢で見た内容を日記につけるのが趣味なのですが、その延長で作った昔の詩のようななもの
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