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第8回全国梅酒まつりin水戸2023に行ってきた。

 4年ぶりの開催となった水戸梅酒まつりに行ってきたレポ。


概要

「全国梅酒まつり in 水戸 2023」
開催日時:2023年3月3日(金)~5日(日)
開催場所:偕楽園 隣接 常盤神社境内
入場料:前売1,100円/当日1,200円/ファストパス1,600円

*全国の梅酒147種類が飲み比べできる!
 8つのカテゴリーに分類された梅酒たちを、各自で少量ずつカップに注いで飲むスタイル。
*気に入った梅酒をその場で買える!
 梅酒即売会会場が隣接されており、飲み比べで気に入った全国の梅酒を自宅用や土産用などに買って帰れる。
*会場限定で用意している『獺祭梅酒』も試飲&購入できる!
 旭酒造とコラボ開発した獺祭梅酒は生産数が限られており、購入できる店舗も限定。そんなレア酒がこの会場限定で試飲&購入できる。
*品評会で賞を獲った梅酒のカクテルや料理などのマリアージュコーナーも!
 梅酒の可能性は無限大。

アクセス

都内からのルートの一例。
今回は往復バスルートを使った。
 JR東京駅~JR水戸駅 高速バス IC運賃片道2,100円
 水戸駅~偕楽園 路線バス(梅まつり臨時便) 片道240円

お酒を飲むイベントなので、公共交通機関を使うのがベター。
飲酒運転ダメ絶対!
水戸駅は、JR常磐線、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線が乗り入れている。


おすすめの持ち物

チケット

 前売で買う方が安いのでおすすめ。
 私は今回前売券を買ったにも関わらず家に忘れるという失態を犯してしまったため、高速バス内でネットで当日券を買い、水戸駅周辺のセブンで発行した。。。当日券は現地でも販売している。規定数に達すると売り切れになる。
 ファストパスは、現地に着いたら一刻も早く入場したい人用。今回、初日(金曜)14時頃に現地入りしたが、待ち時間10分ほどで入場できた。飲み比べの梅酒は本数が限定されているので、絶対に飲みたい梅酒があったり、時間がない人は課金しておくとよい。

ある程度の小銭

 水戸駅~偕楽園のバスで使えるのは、現金もしくは「いばっピ(茨城交通専用ICカード)」のみ。(バス内で両替ができるが、往復ほぼ満員で車内は動けなくなるので先に小銭を用意しておく方がよい。)

現金

即売会での支払い方法は現金orPayPayのみ。

大きめのカバン

 リュックが妥当。背負えるので。基本的に即売会に出ているお酒は4合瓶なので、それなりの大きさのバッグがあるといい。エコバッグは重さに耐えられない可能性があるので、肩掛けなら強度高めのトートバッグなどがよい。

緩衝材

 即売会で買ったお酒は、ビニール袋に入れてもらえるが、プチプチはない。バスや電車で帰るとなると、何本か買ってビニール袋のみだととても不安であろう。
 プチプチを絶対に持参すること。

 飲み比べ中、梅酒の味をちゃんと楽しむなら&酔い過ぎないようにするなら、飲み水を持参すると良い。なお、カップを洗う水は会場内に設置してある。

ウェットティッシュ

 飲み比べ中、カップがべたべたになるので、設置された水で洗うか、ウェットティッシュで拭くとよい。

適度に空腹を満たした胃袋

 受付でおつまみをもらえるとは言え、空腹にお酒はご法度。梅まつり開催期間なら屋台が出ているので、入場前に小腹を満たしておくとよい。

鎮痛剤や胃薬

 飲み過ぎ注意!自分の肝臓の許容範囲内でおさめよう。でも楽しすぎて飲み過ぎてしまう可能性もあるので、そのときは薬に頼って早く帰ろう。

 ちなみに偕楽園・常盤神社近辺にコンビニはないので、ATM案件やチケット発行、トイレは水戸駅で済ませておくこと。なお偕楽園・常盤神社のトイレは割と数がある方だとは思うが、トイレットペーパー切れに注意。
 

梅酒飲み比べ

 全国から集められた梅酒を、制限時間30分で好きなものを好きなだけ飲める。「梅酒って甘いからな~」とかほざいている酒飲みを改心させられるイベント。
 受付でチケットを見せると、小さいカップと柿ピー(おつまみ)、パンフレットをもらえて、入場列に誘導される。20名くらい集まったらネックストラップを渡され、まずスタッフによるアナウンスが始まる。
「今回皆さんは〇〇色のストラップをつけていただきます。会場アナウンスで『〇〇色の皆さんはあと10分です』と放送するので、ちゃんと聞いていてくださいね」と釘を刺してくれるので、良い子のみんなはちゃんと従うように!会場内は結構ざわざわしているので、アナウンスが聞こえたらとりあえず耳を傾けること。
 


 いざ入場!
 8つのカテゴリーごとに注ぎ口がつけられた梅酒が並んでおり、各自でカップに注ぐようになっている。

ホワイトリカー梅酒

甘味があり割とさっぱり飲めるものが多い

本格焼酎梅酒

甘味があり味わい深いものが多い

日本酒梅酒

甘味は少なく、酸味が目立つものや糖類無添加のものもある

ベース混合梅酒

ベースの割合により味が異なるので試飲をおすすめする

ブランデーブレンド梅酒

こっくり深みのあるものが多い

柑橘系ブレンド梅酒

酸味と甘味のバランスがよいものが多い

ブレンド梅酒

ブレンドするものにより味が異なるので試飲をおすすめする

にごり梅酒

どろっとしたフォルムで甘いものが多い


 (コロナで中止になる前は、各カテゴリーにスタッフが1~2名常駐し、それぞれの梅酒の特徴などを説明する役割をしていた。お酒好き・お酒に興味がある人しかいない空間なので、気の合うスタッフがいるといろいろ紹介してもらえたりするのが楽しい。今回はコロナの影響か、会場内に数名しかスタッフがいなかった。)

 一言で「梅酒」と言っても大まかにでもこれだけ種類があり、更に原料や糖類、ブレンドするものにより味わいが異なる。
 日本酒を造る酒蔵が造る梅酒はその日本酒の特徴を生かした味わいになっていたり(さらっと飲めるような淡麗系の日本酒で造ると、青梅の酸味や香りが引き立つような梅酒にすることができる)、青梅ではなく完熟梅を使った"梅干しを潰したような"にごり梅酒があったり。はたまた、みかんやマンゴー、桃、いちごなどのフルーツと合わせて「こ、これは梅酒なのか?!」という飲みやすいジュース的なものがあったり。

 私は元々果実酒が好きで、旅行先で梅酒やら果実酒やらを見ていたり取り寄せをしたみたり……としていた時期に、梅酒まつりを見つけた。酒飲み友達に話すと「行きたい!」と言ってもらえたので、数年前初めて参戦したのも水戸の梅酒まつりだった。
 いろんな梅酒を知るうちに、さっぱり系のものがその頃は好みだったので、日本酒も飲めるのでは? と上記の友達に言われるがままに飲んでみたところおいしく飲めたので、日本酒も飲むようになった……という経緯がある。
 ちなみに、都内でも梅酒まつりをやっていると知って、思い切ってスタッフで参加してみたこともある。何度も客として参戦している身としては「どういう説明をしてほしいか」「その人の好みに合わせて紹介してみよう」など、客観的に把握できる場面もあったりして、遂には外国人に拙い英語で説明するまでに至った。「度数が強いものがいい(strong)」との要望に応えるべく、20度のものを勧めてみると「美味しい!」とにこにこしてくれて嬉しかったなぁ。

 なお、梅酒まつりの料金スタイルは2種類ある。今回は「全国梅酒まつり」でチケットを買って飲み比べし放題スタイルだったが、「厳選梅酒まつり」は高価・レアなものを提供するので受付で"梅銭"を買い梅酒ごとに支払うスタイル。用意される梅酒の種類が異なるので、ぜひどちらも体験してほしい。


梅酒即売会

 梅酒の飲み比べのあとは、即売会に参加しよう。
 持ち物のところである程度説明はしたが、「大きめのリュック」「緩衝材」「現金」を用意することを強くおすすめする
 飲み比べに出ている梅酒、出ていない梅酒もある。
 人気の梅酒はすぐに売り切れになるので、飲み比べも即売会も十分に楽しみたい人は、ファストパスを買って参加するとよい。
 ほぼ全ての梅酒が4合瓶(720ml)での販売なので、買い過ぎ注意。(500mlのものもある。)
 支払い方法は現金かPayPayのみ。


今回個人的においしかった梅酒

 梅酒まつりに何度も参加していたり、地酒の梅酒に目がない私が、美味しい・お土産にしたいと思った梅酒をいくつか紹介する。
 今回は「甘いがさっぱり」「甘くない」「香りがいい」ものがメイン。

シャンモリ KOSHU Koume 甲州小梅(盛田甲州ワイナリー)

 ホワイトリカー梅酒。
 ワイナリーが造る梅酒とあって、梅の香りがふわっと広がり、甘味もある。女性が企画しているらしく、確かに女子ウケしそうな味わい。お土産にいいかも。冷やしてストレートで飲みたい梅酒。

東光 吟醸梅酒(小嶋総本店)

 本格焼酎梅酒。
 一緒に行ってくれた酒飲み女子のおすすめで飲んだらめちゃめちゃおいしくて、速攻で自宅用購入を決意。純米酒の酒粕を蒸留した焼酎を使っており、日本酒ベースのような吟醸香とさっぱりめの味わい。甘味もあるけどすいすい飲めてしまうような。。。流石梅酒大会で三冠を獲った梅酒!

南部美人 糖類無添加梅酒(南部美人)

 日本酒梅酒。
 そのままでもおいしい南部美人の純米酒と梅だけで造った、鮮やかな赤が映える梅酒。糖類を一切使っていないので、口当たりは「すっぱい!」後味爽やか~! 甘くないので料理にも合わせやすい。お土産に購入。

知多 白老梅 純米大吟醸仕込の梅酒(澤田酒造)

 日本酒梅酒。
 江戸時代のレシピをもとに、純米大吟醸の古酒に漬け込んだ梅酒。古酒特有のまろやかさと甘味、梅の酸味がバランスよくマッチ。梅酒好きだけどちょっと変わったのを飲みたい人におすすめ。

長者盛 梅酒(新潟銘醸)

 日本酒梅酒。
 純米吟醸の原酒と梅、少しだけ果糖を加えて造られた梅酒。青梅の香りと酸味を生かしたすっきりと飲める梅酒なので、「甘くない梅酒なんてあるの? 甘いと料理に合わせづらいからな……」と言っていた女性上司へのお土産にチョイス。おいしく飲んでもらえていたらいいな。(上記糖類無添加のものを選ばなかったのは、「日本酒感・梅酒感どちらも生きた梅酒を試してもらいたかった」という自己満足的理由から。)

UMESHU T ~つなぐ~(澤田酒造)

 日本酒梅酒。
 澤田酒造の梅酒、個人的に好きなのかも。この梅酒はバスケ女子日本代表選手とのコラボ商品らしいけど、8年古酒の梅酒とは思えないくらい、とても洗練されたきれいな味わいの梅酒だなという印象だった。即売会で荷物的に買うのを断念してしまったのが悔やまれるので、取り寄せしようかと思っている。

tete アロマティクス 組曲

 ブレンド梅酒。
 飲んだ瞬間「香りがいい!」口当たりは甘くまろやか。フルーツの酸味や甘味、紅茶やハーブなどがバランスよくブレンドされており、梅酒まつりでは大人気の梅酒。ほぼ毎回飲み比べのラインナップに入っているので、イベント参戦する度に飲んでしまう、虜になる味わい。ヨーロッパのレシピと日本の技術をコラボさせて造っている。パッケージやラベルもおしゃれで、即売会でも早い時間で売り切れるが、今回行ったときはまだぎりぎりあった(会計に並んでいる間に売り切れていた)。一緒に行った酒飲み女子が自宅用と土産用に買ってた。


 こんなところで、今回のレポを締めくくろうと思う。
 水戸の梅酒まつりは、コロナで中止される前までは友達と「年1のお楽しみ」として毎年楽しみにしているイベントで、今回はコロナ以来その子に会えるということもあり、前夜あまり眠れないくらいにはわくわくしていた。

 ちなみに、水戸駅ビルには「いばらき地酒バー」なるものもあり(ボタンを押して少量の日本酒が飲める)、酒飲みにとって素晴らしい土地であることが改めてわかった。

おつまみ&日本酒3種飲み比べセット

 また来年も開催されることになったら行こう。
 このレポがお酒のイベント参戦者にとって少しでも役に立つものとなりますように。


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