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題... 賃金は少しずつでも上昇させることが大切

◆ まぁ、それが、普通の感覚だとは思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ アングル:景気回復でも賃金上がらず、企業は価格転嫁に及び腰 ⇒ https://bit.ly/3wFiqKd     オーストラリアのクイーンズランド州はビーチリゾートの接客人員不足に見舞われ、一時金支給や移動費用補助などの措置を盛り込んだ「ワーク・イン・パラダイス」制度を導入して料理人やバーテンダー、旅行ガイドを誘致しようとしている。   しかし地元企業は顧客を獲得するために価格を低く抑えなければならず、ここに働きに来てもそれ以降は賃金の大幅な上昇が期待できない。   世界金融危機から10年間にわたり、賃金は世界的にただでさえ回復しにくい状態が続いていた。国際労働機関(ILO)によると、昨年は新型コロナウイルスによるロックダウン(都市封鎖)によって多くの国でさらに賃金が押し下げられた。


◆ オーストラリアは、コロナ不況で賃金上昇が止まったようです。それは、一時的な現象で不可抗力。

 日本は、コロナパンデミック以前から実質賃金が上昇するどころか低下していました。それは、不可抗力ではなく、賃金政策の失敗だと思います。[ #政策失敗 ]
 東京オリンピック当時の池田勇人首相の “所得倍増計画”とまではいかないにしても、国民は、賃金が上がらないとやる気も出ないし、豊かな生活にもならない
 なので、私は、以前から、多少の賃金インフレには目をつぶってでも、最低賃金を上げるなどの政策によって賃金を上げろと警鐘を鳴らしていました(→ 注1)
 低所得者層は、贅沢をしたくなくて消費を控えているのではない。生活が苦しいから、最低限の消費しかできないでいるのです。賃金を上げてやれば必ず消費は増える
 そんな庶民感情を知らない日本の政策当局者は、賃金インフレを必要以上に恐れるあまり、賃金アップを抑える政策に固執してきました。
 そのおかげで、日本人の平均賃金は先進国で最低になりました。今では、平均賃金で、日本は韓国にも追い抜かれています。


◆ まぁ、平均賃金が高ければいいということでもありませんが …

 やはり、先進国最低の平均賃金は恥ずかしすぎる。もはや、先進国とは言えないと思います。[ #先進国で最低の平均賃金 ]
 私は、しっかり比較してはいませんが、おそらく、日本の生活物価は安いと想像しています。300~500円でそこそこの昼飯が食べられる国は、先進国にはないのでは …
 私が20年以上も前に福岡市内のコンサル企業でサラリーマンをしていた時でも、昼食は、近所の食堂で500~600円でした。
 私は、最近は、近所に食堂もない田舎で仕事をしていてサラリーマンの昼食事情を知りませんが、私が派遣で働いていた会社の社員食堂は、日替わり定食が320円でした。
 一般の食堂も、たぶん、400~500円位ではないかと思います。こんな価格でしかやっていけないようでは、まともな賃金は払えません

~~~~~

●(注1)  賃金インフレには目をつぶって最低賃金を上げろという警鐘は、2018.11.19のブログ『同一労働同一賃金はすばらしい考え方ですが …』をご覧ください。[→ https://bit.ly/34rLU20

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