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題... 非正規に的を絞ったところがいい

◆ すばらしい発想だと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ イオン、パート時給7%引き上げ 40万人、非正規の賃上げに勢い ⇒ https://is.gd/vjlMI5 ■

 イオンは1日、国内のグループ企業で働く約40万人のパート従業員を対象に、時給を平均7%引き上げる方針を明らかにした。今春から順次実施する。平均時給は約千円のため、70円程度上がる見通し。イオンは全国に拠点を持ち、パート従業員数は国内最多とみられ、産業界で非正規雇用者の賃上げの流れに勢いがつきそうだ。7%の引き上げ幅は、4%程度となっている直近の消費者物価指数の上昇率を上回る。


◆ 日本の全労働者のうちの3割から4割は、いわゆる“非正規雇用”の労働者らしい(正確な統計はないのではっきりしたことはわかりません)。

 実は、私もそのひとり。まぁ、私の場合は高齢者(70歳)なのでそれも仕方ないとは思いますが、周りを見てもそんな人が多い。

 特に、内需的な仕事に就いている人にそんな人が多い。イオンもそんな業種の典型だと思います。会社としては大変なのに、イオンの英断には頭が下がる思いです。

 世間の三流学者の多くが“非正規から正規への雇用シフト”の必要性を強調しますが、私は、いたずらに正規化するのは長期的には褒めたことではないと考えています。

 完全に正規化すると、逆に、雇用が硬直化して身動きとれなくなります。つまり、雇用が硬直化すると不景気な時には潰れるしか選択肢がなくなります。[ #雇用の流動化 ]


◆ イオンの場合はゆとりもあるとは思いますが、自分ではそれができない企業も多い。

 国は雇用を適度に流動化させ、衰退産業から成長産業に雇用シフトさせることが大切。

 政治家の多くは、大企業などに対して“賃金を上げてやってくれ”とキャンペーンしていますが、現実は、それがやりたくてもできない企業の方が多い

 政治家の取り組みは、あくまでも、世間への“ウケねらい”です。[ #ウケねらい ]

 そもそも、わが国の実情では、大企業で仕事をしている人は国民のわずか。大多数は、経営的には厳しい状況になっている中小零細企業で仕事をしている人が多いのです。

 なので、私は非正規労働者の賃金を上げるのには大賛成です。ちなみに、私は、常々、最低賃金を1200円程度にする必要性を指摘しています。

 それなら、非正規も転職しやすい状況になるので、雇用の流動化にも好都合です。


◆ 蛇足ですが、技術力も高く国際競争力も高い大企業は、特段の問題もない。

 ことさらに政府が云々しなくても、企業が勝手に給料も上げてくれます。

 かつて経営の神様と言われた松下幸之助氏は、“企業は人なり”と言っていました。つまり、優秀な人がいてこそ、企業も成長できるということ。[ #企業は人なり ]

 何が優秀なのかは業種などで多少は違うと思いますが、“人を大切に、人を育てる”ことも不可欠だと思います。“人を育てるには、それなりにお金もかかる”のは仕方ない。

 なので、松下幸之助氏は、私財を投げうって“松下政経塾”という政治家養成学校まで作りました。日本は、政治家の質が低すぎると実感していたのだと思います。[ #政治家の質が低い ]

 私も、そう感じています。民主党政権ができたのも、実は、松下政経塾の貢献があったからなのです。

 民主党政権誕生では、時の台風の目的な存在だった小沢一郎氏の活躍もありましたが、実際に先頭に立って世論をリードしていたのは松下政経塾出身の面々でした。

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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