題... 日本は災害列島になってしまった印象
◆ “台風21号”による関西新空港の惨状は、むしろ、人災の面も大きいと思います。
何しろ、今回の台風21号では、関西新空港は海に沈んでしまった格好になりました。想定していた以上の“高潮”に見舞われたようです。[#高潮]
おまけに、関西新空港へのメインのアクセス手段である“橋”に大型タンカーが衝突するという思いもしなかった事故まで起きて、文字通りの“孤島”になってしまいました。
半ば、“人災”かも。まぁ、死亡事故にならなかったのは不幸中の幸いでした。[#人災]
◆ “平成30年北海道胆振東部地震”は、前代未聞とも言えるほどの地震でした。
大きな地震が起きると、地面が割れたり建物が倒壊したりなどの被害は起きるもの。場合によっては、地震の影響で火事になったりもします。
たまに、一部の山の斜面が地滑りを起こすようなことも見られます。でも、私は、今回の地震のように“周辺の山が全部崩壊する”ような状況ははじめて見ました。
今回の地震では、大都市部でも大々的に“液状化”してしまったとか。自然のエネルギーのすごさを痛感しました。[#自然のエネルギー]
◆ 人が“想定”している状況は、完璧ではないのです。
おまけに、さまざまな事態に対応できるようにシステム化していたはずの電力供給も、“ブラックアウト”という聞きなれない事態で、道内全域で“停電”になったとか。[#ブラックアウト]
一時的な停電ならどうにでもなりますが、長時間停電してしまうと生活そのものが成り立ちません。停電は、現代生活の最大の弱点なのかも。
何かのシステムをつくる時は、どんな状況が起きるかを想定してつくるのが普通です。でも、自然を相手にする場合は、人々の想定がさほど意味がないようです。[#想定外]
今回の地震が“原発”に大きな影響がなかったのは、これまた、不幸中の幸いでした。
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