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題... 人間的な能力を磨く方がいい

◆ AIの発展は、妙なところにまで影響するのですね。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 囲碁界がスマホ規制 超人AIの設計図公開で反対論一転 ⇒ http://bit.ly/2DH2DEe     囲碁界の場合、長くても持ち時間3時間の国際棋戦では、勝敗が決するまで食事休憩をとらずぶっ通しで打つ。世界標準に合わせようと、日本棋院は3時間制では休憩なしの方向で検討しているが、海外にない5時間制や2日制はどうするか、議論に至っていない。   勝負事でありながら、長く礼節を尽くす芸としてとらえられてきた囲碁の対局に、将棋と同じく危機管理の色合いが強まりつつある。

◆ 確かに、囲碁のAIは強い。

 私は、選択肢が少ないチェスとか将棋などなら、そのうちに人間はコンピュータに勝てなくなるとは想像していました。
 でも、まさか、茫洋とした囲碁の勝負で、コンピュータが人間に勝てるようになるとは思っていませんでした。
 おそらく、もう、どんな名人でもAIには勝てません。AIは“自己学習機能”を備えたので、場数を踏めばだんだん強くなります。[#自己学習機能]
 人間は歳をとると何かにつけてスタミナが続かなくなる。一定の歳になると強くなるどころか、次第に弱くなっていくもの。いわば、それは、自然の摂理です。[#自然の摂理]

◆ 私は囲碁ファンで、自宅にいれば必ず日曜日のNHKの囲碁対局を見ます。

 最近は、プロ同士の対局でも、解説者が“AIが多用する手”と指摘することも多い。つまり、トッププロがAIのマネをする時代なのです。
 まぁ、中盤以降や終盤なら打つ手は限られるのでコンピュータ優位だとは思いますが、序盤戦の布石の段階からそれなのです。
 従来は“悪手”とされていた手をAIはむしろ積極的に選択するらしい。私らの“ヘボ碁”レベルでは、それがどうして悪手なのかなかなかわかりませんが、プロは瞬時にわかる。
 でも、AIは、わざわざそれをやる。逆に、従来の手や“定石”などを研究し尽くしているプロには、AIの打つ手は奇想天外に思えるのでしょう。[#定石]
 AIに勝つには、プロよりも、むしろヘボ碁が良いかも? でも、ことはそれほど単純でもないですね。

◆ 勉強方法そのものを根本的に考え直すことが大切なのかも。

 要するに、暗記したり記憶したりする類の勉強は、さほど意味のない時代になってきたということなのだと思います。
 その類の、いわば“既存の知識”はデータベースなどを利用すればいい。その種のデータベースなどは、世の中にあふれていています。[#既存の知識]
 そして、今は、みんながスマホなどを持ち歩く時代。インターネット経由で、誰もが簡単にその種のデータベースなども利用できる。
 さほど意味のないことをガリ勉してまでも覚える必要はない。そんな時間があれば、もっと人間的な能力を磨く方が良いと思います。
 さて、人間的な能力とはどんなものかと言われると、私も、まだわかりません。[#人間的な能力]


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