共感工房 “これなら、ホンダらしさがあっていい”

◆ これは、メーカーの責任と言うよりも所管役所の不手際だと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 不正、乗用車全社に拡大 日本ブランドに傷、信頼回復急務 ⇒ https://x.gd/d0GSM ■

 ダイハツ工業、豊田自動織機などで相次いだ認証不正問題は3日、国土交通省の指示に基づく調査の結果、日本企業を代表するトヨタ自動車、ホンダ、スズキ、マツダでも判明した。車の安全確保の大前提となる認証制度の順守が日本の乗用車大手で徹底されていなかったことは、日本車全体のブランド力に傷を付けることになる。業界を挙げて再発を防止し、信頼回復を急ぐ必要がある。

 トヨタとホンダに共通するのは、型式指定制度の要求水準より厳しい条件で試験に合格すれば問題はないと考え、試験の内容を勝手に変えてしまう姿勢だ。三部敏宏ホンダ社長は「都合のいい技術的解釈があった」と認める一方、悪質性は低いとして経営陣を含む社内処分は考えていないと説明した。


◆ 役所が指定する方法より厳しい検査をしていて“不正”というのはおかしい。

 自動車産業は、日本の“基幹産業”。自動車産業の技術革新は、鉄などの素材関連やレーダーその他のコンピュータ関連や電池などの技術革新にまで幅広く影響してくる。[ #基幹産業 ]

 つまり、“すそ野が広い”。自動車企業がしのぎを削って技術向上をめざすのは、国としてもありがたいこと。それがやりやすいようにしてやるのが行政のつとめです。

 要は、しっかりしたメーカーなら、国が定めた要求水準を満たすのは困難なことではない。ただし、力の足りないメーカーでは要求水準を満たすのは難しいのかも?

 ともかく、決められたルール通りに行われていないのでは、世間からは信用されない。この際、“認証制度”そのもののシステムを考え直す時かも? [ #認証制度 ]


 そもそも、システムというものは、絶えず更新していかないとそのうちにボロが出てきて機能しなくなるものなのです。


◆ これは、昔の日本が得意にしていた“護送船団方式”と言われている行政手法の名残かも?

 護送船団方式というのは、関係者みんなに都合がいいやり方で、全体を守るためのシステム。[ #護送船団方式 ]

 戦時中に外地に物資を運ぶのは船でした。ところが大海原には各国の戦艦や潜水艦などもいる。安全に目的地まで運ぶのは難しい。ひとつひとつを護衛することもできない。

 ということで、考えられたシステムが護送船団方式でした。このやり方は、ひとまとめの船団を組み、一番スピードの遅い船の速度に合わせて物資などを運ぶやり方


 ちなみに、アメリカなどに比べると技術革新が遅れていた日本の金融機関は、所管役所に護送船団方式によって守られてきています。だから、日本の金融機関は競争力が弱い

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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