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題... 責任の所在をはっきりさせた

◆ 当然のことですが、これで、すべては政府の責任だということがはっきりしました。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 感染拡大なら五輪継続困難 観客上限1万人「厳しい」 ⇒ https://bit.ly/3wGWfUr     政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長ら専門家有志は18日、東京五輪・パラリンピックについて、無観客が最もリスクが低く、望ましいとする提言を発表した。   尾身氏は提言を作る過程で「当初、東京五輪開催の有無を含め検討してほしいという文言があった」とも話した。菅義偉首相が先進7カ国首脳会議で開催を表明したため、削除したという。


◆ 菅首相の“私にはやめさせることはできない”というのは、責任逃れの詭弁だったわけです。

 つまり、“どうしてもやりたいから、やる”ということ。それならそれで仕方がない。何しろ、日本の最高権力者がどうしてもやりたいと意思表明したのです。
 誰の責任でやるのかはっきりさせておけば、それなりに対処もできる。責任の所在がはっきりしないままに、ズルズルとなし崩し的にやられるのが一番困る。[ #責任の所在 ]
 コロナ感染症対策分科会の諸氏は、自分たちに与えられた役割は果たしました。オリンピックについては、すべての責任は菅首相ということになりました
 菅首相は、これまでも、分科会の提言を聞くふりをして“体良く棚に上げる”ことを繰り返してきました。[ #体良く棚に上げる ]
 今回の分科会の提言も同じ扱いになるとは思いますが、責任の所在をはっきりさせたのは分科会のお手柄。彼らは彼らなりに、専門家としての役割を果たしてくれました。


◆ 余談ですが、オリンピックだけはどうしても成功させたい菅首相の気持ちは、理解できなくもない。

 もしオリンピックを中止にすれば、安倍政治が行ってきたきた経済に関するすべてが失敗したことになります。それは、安倍政治の執事役だった菅首相にも耐えられない。(→ 注1)
 森友騒動などで政治の信頼性を失墜させ、アベノミクスも全体としては失敗して最後の切り札として展開した“インバウンド推進”もコロナパンデミックで壊滅しました。
 そんな安倍政治の生き残りとしては、オリンピックだけが最後に残された砦のような位置づけなのだと思います。意地でも、オリンピックだけは成功させたいのですね。

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●(注1)  安倍政治の執事役だった菅首相にも耐えられない云々については、2021.06.03のブログ『ビジョンとシナリオ』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3gDXRbX

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