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題... 自分がやるスポーツと“観戦スポーツ”は違う

◆ サッカーのワールドカップで日本チームは決勝トーナメントに進みましたが …

 日本チームは予選リーグの最終戦のポーランド戦に負けましたが、ややこしいポイント云々のルールでたまたま決勝戦に進むことができました。
 関係者たちはうれしかったことでしょうね。予選で負ければ、決勝に進むどころか、そこで終わり。次に進めないことには話にならない。
 しかし、見ている者としては、つまらないゲームでした。[#つまらないゲーム]
 10分近くも、単に時間稼ぎで仲間内でボールを回す展開になってしまいました。これでは、“試合”にならないし、相手をからかっているようにしか見えません。

◆ これだから、私は、サッカーが好きになれないのです。

 自分が遊びでやるのなら、誰でもがそれなりに楽しめるので、嫌いではありません。でも、“観るスポーツ”としては、もうひとつ、つまらない。[#観るスポーツ]
 サッカーはスリリングなシーンに乏しいスポーツなのですね。日本の対ポーランド戦は特別ですが、サッカーゲーム全般に時間稼ぎ的なプレーが目立ちます。
 その点、バスケットボールの試合などは、ゲーム全体を通じてスリリングなシーンの連続。それはなぜかと言えば、“30秒ルール”というのがあるからだと思います。
 30秒ルールでは、“オフェンス”が30秒以内にシュートをしなければ相手側のボールになる。“オフェンスの資格停止”のルールなのです。

◆ 30秒ルールは、間延びした試合になるのを避けるためのルール。

 バスケの場合、いかにして積極的なプレーを引き出すかに腐心しているのですね。ゲーム展開が間延びしては、観る者を退屈させてしまいます。[#間延び防止]
 観せるスポーツに間延びは厳禁。なので、アメリカのプロバスケットのNBAは、30秒ルールどころか24秒ルール。24秒以内に攻撃せよ、というルールになっている。
 だから、あんなすごいプレーが連発される。サッカーも30秒ルール的なルールになれば、もう少しおもしろくなると思います。

◆ ちなみに、私は、自分がやるスポーツとしては登山が最高。

 何はともあれ“格調”が高い。自然を相手に自分を高められます。相手が自然なので勝敗はないし、時間も関係ない。要は、自分が満足できるかどうかだけ。[#自然が相手]
 登頂を果たした時の感動は格別。難しい山ほど感動も大きいのですが、そのあたりの低い山でも、登頂すれば、それなりに晴れ晴れとした気分になれます。
 それがなぜかは私にもわかりません。ひとつ言えるのは、スポーツの真の醍醐味は、観るにしても自分がやるにしても、晴れ晴れとしたスカッとした気分になることでしょう。


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