天の邪鬼’ @典型的なエセ愛国者のタイプ

◆ 昨日、休みだったので、久しぶりに国会の参議院予算委員会の中継を見ました。

 やはり、相変わらず、国会議員諸氏は発想そのものがお粗末でした。特に、どうでもいい些細なことばかりをしつこく問い詰める民進党は見るからにお粗末。
 昨日の国会に参考人として来ていたのは財務省の官僚でしたが、この国会でのやり取りは、はっきりと官僚の勝ちという雰囲気でした。官僚は、実に“ソツ”がない
 民進党の議員程度の切り味で官僚を問い詰めても、どうにもならん。

◆ でも、国会中継を見たおかげで、私は、森友学園騒動の全体像が見えました。

 昨日のフェイスブックにも投稿しましたが、要は、森友学園の理事長氏には並外れて“詐欺師”の才能があったということに尽きると感じました。(投稿はこちら→ http://bit.ly/2nvF4kv)
 加えて、現役の首相夫人までものの見事に取り込んでしまうという裏技にも長けていたのですね、森友学園の理事長氏は。そのお手並みには頭が下がります。
 たぶん、官僚たちの頭には、“首相夫人が森友学園に入れ込んでいるし、金額も大した額ではないので、この際、安倍首相に貸をつくるつもりで配慮しておこう”という意識があったのだろうと思います。
 これを“刑事事件”として立件するのは無理だと感じました。特段の法律違反を犯しているというわけでもなさそうなので、しかるべき行政処分くらいが限度だと思いました。[#立件]

◆ でも、安倍首相を首相の座から降ろす突破口にはなるかも。

 首相夫人に良識がなさすぎる点を徹底的に突っ込み、首相も夫人と同罪という世論を盛り上げればいい。もちろん、簡単なことではありませんが、不可能ではないと思います。
 上品なやり方ではありませんが、安倍首相一家を“ほめ殺し”するのもいい。[#ほめ殺し]
 ほめ殺しとは、稲川会系右翼団体の“日本皇民党”が、自民党総裁選に立候補していた竹下登氏に対して“日本一金儲けが上手い竹下さんを内閣総理大臣にしましょう”と街頭宣伝活動を行った手法。
 この結果、竹下氏はノイローゼで仕事も手につかなくなりました。まぁ、竹下氏の場合、稲川会の重鎮の仲介で何とかことを終息させることができて一大事にはならなかったようです。
 些細なことで心身症になる精神がひ弱な安倍首相には、こんなやり方が効果的かも?
 現在は、大っぴらにほめ殺し的なことをするのは法律違反。でも、ネットを使って世論を盛り上げれば似たことは可能。エセ愛国者の“ネトウヨ”連中はそんなのが得意技です。

◆ それにしても、森友学園の理事長は教育者にあるまじき“不届き千万”なやつ。

 わが国の2000年以上も続いてきた天皇制というかけがえのない政体の数少ない汚点を、自分のお金儲けに使うとは、まったくけしからん。社会の表舞台から消えてもらいたい。
 つまり、“教育勅語”のこと。私は、内容が飛躍しすぎているため何のことかにわかには理解できないし、昭和天皇からも平成天皇からもその種のおことばを一度も聞いたことがありません。[#教育勅語]
 天皇ご自身も、全部が全部ではなくても、教育勅語の発布は失敗だったと考えておられたと思います。少なくとも、国民に誤解を招いたと後悔しておられたはずだと拝察する次第。


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