天の邪鬼’ @このままでは日本も自民党も廃れることになります


◆ その通りだと思います。

~~< 以下 引用 >~~  ■ 自民党 石破氏、党内議論低調に警鐘 ⇒ http://bit.ly/2tVdtR0    自民党の石破茂元幹事長は6日、自身の派閥会合で「『キジも鳴かずば撃たれまい』と言っていると、みんな一緒に運命をともにし、日本がつぶれる」と述べ、「安倍1強」と言われる政治状況下で党内議論が低調であることに警鐘を鳴らした。  石破氏は、自民党が歴史的惨敗を喫した東京都議選について「自民党なるものへの反感があった。政策の問題ではなく、立ち居振る舞いに有権者は敏感だった」と指摘。


◆ 私は石破氏は何か好きになれないのですが、言っていることは正しいと思います。

 自民党は党内に政策的な好敵手がいることで活力を維持できたと思います。構造改革の小泉純一郎氏が出てきたのも、いわば、党内に守旧派の“抵抗勢力”がいたから。
 その前には、守旧派に反旗を翻す格好で加藤紘一氏が出てきました。でも、彼は、結果としては守旧派に負けて政治家として失脚してしまいました。
 しかし、小泉純一郎氏は、田中真紀子氏というおばちゃん層に圧倒的人気の応援団を得て、“泡沫候補”の前評判を覆して自民党総裁にまでのぼりつめることができました。
 党内に好敵手が出てくる環境をつくっておくことは、党が活力を維持するうえでは極めて大切なことのようです。[#党としての活力維持]


◆ ちなみに、以前の自民党にはその種の意欲的な人が大勢いました。

 田中真紀子氏などはその代表格。私は、かつて、彼女に“改革ブルドーザ”というニックネームをつけたことがありました。(→ 注1)
 彼女には、人を動かす圧倒的なパワーがありました。ただし、彼女に欠けていたのは政策的な方面の感性とか発想のようなもの。[#圧倒的パワー]
 私は、彼女はそのことを自分なりに自覚していたので、政策的な方面の感性にも長けている小泉純一郎氏を担ぐことにしたのだろうと考えています。
 加藤紘一氏や小泉純一郎氏などは、むしろ稀なケース。彼らは自民党という政党が好きでたまらなかったので、自民党内で何とかのし上がろうともがきました。
 でも、それはあまりに大変なので、普通は自民党を出て活動する道を選びます。小沢一郎氏などはその典型。結局、小沢一郎氏は民主党に政権をもたらしました。
 そういう意味では、小池百合子氏には、ちょっとばかり期待したくなります


◆ 今の自民党は、政治的な意欲もなくて“小粒”な人ばかり。

 安倍首相からして器の小さい小粒な人の典型。彼には、壮大なビジョンとか政策志向はありません。“アベノミクス”など、私から見ればちゃんちゃらおかしい。
 安倍首相は、以前は、“美しい国”などとわけのわからない戯言を言っていた人。
 そもそも、安倍首相は、“消去法で首相に返り咲いた人”で、国民の期待を一身に担って総理になったわけでもありません。[#消去法の首相]
 たまたま、民主党への不信感の受け皿として首相に返り咲くことができたので、アベノミクスも付け焼刃で思いついたスローガンの類なのです。実態は何もありません。
 一時的なら消去法の首相でもかまいませんが、それが長く続くと、政治が死滅することになります。それが、真の日本の危機なのだと思います。[#真の日本の危機]

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●(注1)  改革ブルドーザ云々などについては、2012.10.8のブログ 『ひなた水の政治だな』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2tVepoA


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