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題... 日本の競争力は安倍政権以降は低下の一途

◆ 概ね、妥当な評価と思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ IMD世界競争力ランキングでスイスが初の1位に ⇒ https://bit.ly/3hSMblL     スイスの国際経営開発研究所(IMD)が6月17日付で発表した世界競争力ランキング2021で、スイスは1位を獲得した。スイスは前年3位で、スイスが1位を獲得するのはランキングが開始された1989年以来、今回が初となる。2位はスウェーデン(前年は6位)、3位はデンマーク(2位)で、前年に1位だったシンガポールは5位に後退した。   スイスは、同ランキングの4つの指標のうち「国内経済のパフォーマンス」で前年の18位から7位へと大きく順位を上げた。「政府の効率性」は前年と同様に2位だったが、「ビジネスの効率性」は5位(前年9位)、インフラが1位(3位)と順位を上げた。「政府の効率性」の中では財政状況と制度的枠組みが、「ビジネスの効率性」の中では企業の財務状況が、インフラにおいては教育制度の項目が特に高く評価された。   IMDのレポートは、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、経済危機を回避し競争力を高めた国々の特徴として、「イノベーションへの投資」「デジタル化」「福利厚生システム」「社会的結束力を高めるリーダーシップ」の4つの要素が優れていたと指摘した。


◆ ちなみに、わが国は世界で31位の評価。何か、情けなくなります。

 私は、私の“生活文明郷づくり”ビジョンでも指摘していますが、国づくりで最も大切なことは、“国民生活の豊かさ”だと思っています。[ #国民生活の豊かさ ] (→ 注1)
 国民生活の豊かさは、あくまでも総合的な感覚なので、私は、このIMD世界競争力ランキングを的を射たものとして高く評価しています。
 GDPや賃金などの単純な単一指標でとらえても、実際には大した意味はない。それらを一人当たりに直してみたところで、限界があります。
 これは、1989年から毎年発表されており、当初の頃は日本は4年連続で1位になっています。それが、今や、世界の中ほどにまで落ちぶれてしまいました。
 いつも、上位を占めるのは北欧諸国が多いのですが、その意味は、私には良くわかります。北欧諸国は、社会保障や教育などに手厚い政策をしている国が多い。
 それより何より、今年のランキングも、シンガポール・香港・台湾・韓国・中国は日本よりは上のランク。日本は、G7が云々と、のほほ~んと気取っている場合ではない。


◆ 私は、そもそも、これは、日本の圧倒的な競争力を世界に知らしめるために考えられた指標ではないかと感じています。

 さもないと、当初の頃、日本が4年連続で1位になるなどありえない。4年連続で1位になるのは“神業”。それもそのはず、当時の日本はバブル経済の真っ盛りでした。
 そんな反省もあってか、世界の情勢を見て、採用される指標が随時入れ替えられている臨機応変さもいい
 まぁ、前置きはこのくらいにして、IMD世界競争力ランキングの推移と日本の政治状況とをダブらせて考えてみると、興味深いことがわかります。
 図) IMD「世界競争力年鑑」日本の総合順位の推移
https://note.com/ymizu7321/n/nb9eabece711a   [出典:IMD 「世界競争力年鑑」より 三菱総合研究所作成 → https://bit.ly/3lBqFmE


 小泉構造改革の時代には日本の競争力も回復基調になりかけましたが、民主党政権から安倍-麻生-菅政権になってからは、わが国の競争力は低下の一途になっています。
 私は、安倍政治による円安の長期化とそれに伴う日本人の平均賃金の低下は気になっていました。でも、どうやら、ことはそれだけではなかったようです。
 アベノミクスなどというロクでもないことにうつつを抜かしている間に、日本経済はガタガタになり、日本国民の生活全般の競争力を低下させていたということになります。
 日本の競争力を回復させるには、大胆な“第二次の日本の構造改革”が必要と思います。日本は、人口が多いのでベスト3は無理でしょうが、せめて、ベスト10は維持したい。[ #日本の構造改革 ]

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●(注1)  生活文明郷づくりについては、2007.02.24のブログ『生活文明郷-ビジョン』をご覧ください。[→ http://bit.ly/2TB6JS9

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