共感工房 “政治家の本心はわかりにくい”

◆ まぁ、そんなところなのだと思います。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 「私どもの不始末を…」キングメーカー・田中角栄元首相は深々と頭を下げた 行政改革が2010年以降、下火になった事情とは ⇒ https://is.gd/9JbGAn ■

 1982年の夏、東京都内の料亭にあるメンバーが招かれた。下座に控えるのは田中角栄元首相。深々と頭を下げると、こう言った。「私どもの不始末をいろいろ整理していただき、ご苦労をかけ本当に申し訳ない」

 首相退任後もキングメーカーとして政界に君臨する男とは思えぬ神妙な態度と言葉に、上座の面々は驚いた。

 この時、政界では行政改革の議論が進み、大きな政治テーマとなっていた。土光敏夫氏率いる第2次臨時行政調査会(臨調)が3公社(国鉄、日本電電公社、日本専売公社)の民営化に向けた議論を進め、翌1983年3月には最終答申がまとまった。料亭に集められたのは土光氏と、戦後の政財界で隠然たる影響力を発揮し、臨調メンバーでもある元伊藤忠商事会長の瀬島龍三氏。

 行革に田中氏が強い思いを抱いていたことがうかがえる。

 行政改革は1980~2010年代までかんかんがくがくの議論が交わされ、第2次臨調を含め過去に4回、大きなうねりを迎えた。しかし、ここ10年近くは政治のテーマに上ることがほとんどなく、議論は下火だ。

 議論や行革が進まない事情はなぜか。日本の統治機構は既に完成の域に達したと言えるのだろうか。それぞれの時代で行革を主導した3人の元官僚や専門家の証言を聞くと、「リーダーシップ」と「国民目線」がキーワードと言えそうだ。(共同通信=高城淳)


◆ 私が好きな政治家は、これまで、2人いました。ひとりは田中角栄氏で、もう一人は小泉純一郎氏。

 田中角栄氏は“日本列島改造論”の発想で、戦後の日本が先進国になるには交通などの社会インフラの整備が不可欠だと考え、日本を“土建国家”にしたのだと思います。[ #土建国家 ]

 私は、当時はまだ学生で、政治や経済には関心がありませんでした。

 私の親父殿は、株式投資のマニアで政治経済に関心が高く、朝早くから“日経新聞”を読み漁っていました。私にも、“日本列島改造論”を読んでおけと推薦していました。[ #日本列島改造論 ]

 私は、当時は、利権の権化のような土建業振興はダメだと思って読みませんでしたが、今考えれば、日本列島改造論も、時代背景的には的を射た考え方だったと思います。

 このコラムの指摘を見ると、田中角栄氏も、実は“構造改革論者”だったようです。角栄氏も、日本がいつまでも土建国家ではまずいと思っていたのでしょう。[ #構造改革論者 ]


◆ 何かを成し遂げた人は、ものごとを“達観”できるのだと思います。[ #達観 ]

 私は派閥的発想で考え、田中眞紀子氏が、反対勢力のはずの小泉純一郎氏をあれほど強烈に支持したのかもうひとつピンとこなかったのです。

 でも、田中角栄氏は、そろそろ日本も構造改革をすべき時だと考えていたのですね、たぶん。

 眞紀子氏は、角栄氏の“秘蔵っ子”。角栄氏には息子さんも2人いるようですが、政治の場では常に娘さんの眞紀子氏を伴っていました。[ #秘蔵っ子 ]

 なので、お父さん子の眞紀子氏は、親父殿に折に触れそんな説教をされていたのでしょう。だから、構造改革が代名詞の小泉純一郎氏をあれほど強烈に支持したのです。


 小泉純一郎氏も、達観できる人のひとりだと思います。構造改革は達観できる人にしかできませんし、原発廃止への“宗旨替え”も達観できた結果だと思います。[ #宗旨替え ]

#コラム #ブログ #天眼流 #天の邪鬼 #共感工房

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