見出し画像

題... 悪い円安が顕在化してきたようです

◆ 円安が止まらなくなりそうかも。

~~< 以下 引用 >~~   ■ 円下落、4年8カ月ぶり安値 一時115円目前、「悪い円安」懸念 ⇒ https://bit.ly/3CqpiO3     17日の東京外国為替市場で円相場が一時、1ドル=114円97銭と2017年3月以来、約4年8カ月ぶりの水準まで下落した。米国の景気回復期待を背景に円売り・ドル買いが加速。原油や小麦など輸入価格の高騰に円安が重なり、消費の落ち込みや企業業績の悪化を招く「悪い円安」が懸念されている。   輸入価格の上昇と円安進行で、ガソリンのほか、パンやスナック菓子など食品の値上げが相次ぐ。7~9月期の実質GDP(国内総生産)成長率が2期ぶりのマイナスとなるなど足踏みが続く国内景気を、円安がさらに冷え込ませる恐れもある。


◆ “円安”だと、経済のさまざまな方面に悪影響が出てくる。

 以前、為替が1ドル79円になったことがありました。その時は、日本人のドルベース賃金は世界一でした。(→ 注1)
 まぁ、1ドル80円ということになるとさすがに大変ですが、円が高い方が内需大国の日本では良いことの方が多い
 円が高いと気軽に海外旅行に行けるようになり、海外への工場進出もやりやすくなる。
 それに、エネルギーや希少資源や食糧の多くを輸入に頼っている日本の経済構造では、円高の方が何かにつけて都合がいい。海外から安く買える。
 また、労働力不足で“低賃金労働部門”を海外の出稼ぎ労働者に頼っている日本では、円高でないとまずいことにもなる。[ #日本経済は内需依存 ]


◆ 海外からの出稼ぎ労働者は、稼ぎが多い方がいい。

 既に、アジアの発展途上国などの出稼ぎ労働者は、韓国にターゲットを絞りはじめた気配も感じます。残念ですが、韓国の賃金水準は日本よりもいい。[ #稼ぎが多い ]
 稼ぎの額だけでアジアからの出稼ぎ労働者が出稼ぎ国先を決めるとも思えませんが、出稼ぎというシステムでは、稼ぎが多い方がいいに決まっています。
 稼ぎが多いと、その分、“質の高い労働力”も獲得しやすくなると思います。[ #質の高い労働力 ]
 そんな諸々のことを考えると、私の感覚としては、為替は1ドル95~100円程度が良いと考えています。

~~~~~

●(注1)  日本は、かつては、世界一の賃金水準の国だったということについては、2008.10.28のブログ 『経済も相対性理論』をご覧ください。[→ https://bit.ly/3Hve9iE

ここから先は

30字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?